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新入生のガイダンス、終わってから北斗を迎えに行ったけど、桜庭ちゃんといるのをみてすぐに引き返した。…楽しそうに笑ってるんだもん
大きなお世話だったな。と慎太郎たちの元へ帰ろうとしたらみつかった
「なーんで置いてったのよ」
「つもる話もあるかなって」
幼馴染、なんだっけ？と聞くと前とはまた違う、緩んだ表情の北斗がそこにいた。あぁ、なにかのすれ違いが終わったのだと簡単に理解出来る
「まぁね。…久しぶりにちゃんと話せたよ」
「そっか。よかったね。…北斗のかまってちゃんが今度は桜庭ちゃんに向かうのかー。」
あー、よかった。と心にもないことを言いながら笑うと、「誰がかまってちゃんだよ、」と頭を小突かれる。やっぱり嬉しそうな北斗に胸の奥がギューッと痛くなる
「学部も一緒だし、桜庭ちゃんがいれば人見知りの北斗も安心だね」
「ちょ…そんなに手のかかる子ども？俺」
「かかるって。」
寂しがり屋のかまってちゃんなのだから。手がかかるでしょ
「え、てかAどっかサークル入ったの？」
「…入ったけど行かない」
「……なんだそれ。なんかの頓智？」
「そのまんま！怖い先輩居るから行かない！」
「えー、A達のいるとこなら俺も行けると思ったのに。…どんなとこよ？」
…文化研究会ってとこだよ。と渋々答えると「俺も入ろーっと」とにやにやしてる。こいつは京本先輩の怖さを知らないからそんなこと言えるんだ…私と同じ陰のもののくせに。
「…入ってもいいけど、虐められても助けてあげられないからね」
「………ねえ。サークルって愉快なものじゃないわけ？」
「私たちは一資金源としかみられてないからね。金ヅル。」
「こわ…え、つまり怖い先輩がいて金づる要員のサークル？そんなの絶対入っちゃダメなやつでしょうよ」
だから、やめときな。と北斗を止めてやってるのに。慎太郎が勧誘始めやがった
「北斗、Aのいうことは信じちゃダメだって。ノリのいい先輩と綺麗な先輩しかいなかったからね」
「え、まってまって。同じサークルのこといってる？」
「慎太郎の方が嘘ついてる！京本先輩の顔怖かったもん」
「でもめちゃくちゃイケメンだったじゃん」
それを言われたら否定はできない。確かに顔だけは良かった。黙り込む私を見て「やっぱ俺も入るわ」と地獄の釜に自分から入りに行く北斗。…とめてやったのに。馬鹿なほくと。
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
