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慎太郎はすぐに田中先輩にメッセージを送ってた。あいつなんであんなに嬉しそうなの？洗脳でもされてんの？
「慎太郎…北斗は陰の者だから絶対ついてけないよ！」
「…ほら、Aいるからいけるって！」
「まって。お前ら本人を前にして酷くない？」
だって本当のことだもん。あと慎太郎は私もディスってるよ、確実に。すぐに返信がきたみたいで、「新歓来週だってー！」と嫌な知らせまで教えてくれた。…絶対行かないけど
「ぜーったい行かない。京本先輩こわい」
「実はめちゃくちゃ面白い人だよ、京本パイセン！」
「面白い人はあんな目で人を見ないよ！」
「………そんな怖いの？京本って人」
ほら、人見知りコミュ障の北斗も怯えてる。恐怖心を植え付けてこちら側に引き込もう。田中先輩という人のチャラさ感と京本先輩の私を見る目の怖さを伝えると眉間に皺を寄せた
「………俺の知ってるサークルじゃないんだけど」
「だからいっちゃだめだよ、ほくと…」
食い物にされるよ、と最後にダメ押しで言うと「その日予定あるわ…、俺」だって
「あ、Aは強制参加な。京本先輩が絶対連れて来いって言ってたし。」
「やだ！むり！むり！」
「ふーん…小宮1人でいかすんだ？」
慎太郎はみっちゃんをひきあいにだしてきた。タダでご飯♡と喜んでいるみっちゃんは絶対参加する。1人で地獄に行かせるわけにはいかない
「京本先輩から守ってくれる？慎太郎…」
「それはむり！」
「ひどい！…でもみっちゃん行くなら行く」
ごっめーん！と笑われる。悪いとなんて思ってないよ、これ。黙ってみていた北斗も「俺も行く」とか言い出すし、最悪だ
「え？正気？私助けてあげられないからね？」
「…戦場にでも行くの？俺たちって」
「あ、田中先輩がサークルのグループ入れってさ！招待しとくわ」
追い討ち、というやつだ。スマホの通知を無視したい気持ちでいっぱい。私一人くらい入らなくてもバレない気がする…一旦スルーしよう
「新歓、どこでやるの？」
「大学近くの居酒屋ー」
話を逸らすのは上手くいったようで、何時からで何人新入生が、とか聞いてもないのに喋る喋る
「あ、幸音も入りたいって言ってたんだよね」
慎太郎の話を遮って思い出したように女の子の名前を出す北斗。
「……幸音？」
「……桜庭さん」
幼馴染の関係は順調に修復されているらしい。嬉しそうな北斗にモヤモヤとした気持ちが残った
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
