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「桜庭ちゃーん」
「あ、Aちゃん！」
なんか久しぶりな感じするね、と可愛らしく笑う桜庭ちゃん。みんなで学食いこう、と待ち合わせて5人で行く予定だったのに、何故か3人。慎太郎とみっちゃんは遅れてくるらしい、…ちょっとだけ気まずい
「北斗と桜庭ちゃん、幼馴染なんだよね？」
「うん！ほっくんとはお家がご近所さんでね、保育園からずっと一緒なの！」
「幸音、そんな嬉しそうに言わなくていいから。やめて。」
花が咲いたような可愛い笑顔の桜庭ちゃんと、恥ずかしそうに、でもどこか嬉しそうな顔をする北斗。あーあ。最悪な日だ
それにこの前までほっくんって呼ぶな、とか怒ってたくせに。今は顔がデレデレだ
「…ほっくんだってー。そんなに嬉しそうな顔しないでよ！北斗ー！」
「ねえ、Aまでやめて。いじるないじるな」
「ほっくん照れてるでしょー！」
照れると顔を隠す癖、変わらないねと当たり前みたいに言う桜庭ちゃん。「うるさいから」なんて言いつつ嬉しそうな北斗。間になんてはいれない。後ろからついて行く形で学食に入る
「何食べる？Aちゃん、」
「あー…かけうどん」
「え？嘘でしょ？お前カツ丼食うとか言ってたじゃん」
全く食欲ないんだもん、胃がむかむかするし。とはさすがに言えない。「ダイエット的なやつ」と誤魔化したら納得された。…失礼なやつだ
「幸音は？ほら、日替わり好きそうなやつじゃん」
「あ、ほんとだ！それにする！」
「俺に嫌いなもの押し付けるのやめてね」
しないよ、ほっくんのばか！と盛り上がる2人に「席とっとくね、」と声をかけて退避。…幼馴染の仲の良さすごい。ダメージがすごい
かけうどんをトレーにのせて、ぼっちで席に座る。なかなか可哀想な奴だ。わたし。でもあの場にいたくなかったのだから仕方ない。みっちゃんと慎太郎に『はやくおいでー』と連絡するために俯いてスマホをいじる
トン、と頭に重めな衝撃。慎太郎？と振り返ると、まさかの京本先輩。…相変わらず顔が怖い。どうやら私の頭にチョップしたのはこの人らしい
「………お疲れ様です、」
「お前さ、先輩命令無視するとはいい度胸してるね」
開口1番それ。口元だけ笑ってるから余計に怖いです、先輩。そもそも命令ってなんですか
「せ、先輩から特に何も言われてない、ですよ」
「サークルのグループ、参加してないでしょ。お前」
バレてた、らしい
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
