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「あ！桜庭ちゃーん！大学でもよろしくね！」
「Aちゃん！小宮ちゃんも！よろしくね！」
ふわり、と可愛らしく笑う。同性の私から見ても可愛いもんなぁ。小さくて、華奢で。小動物みたい。
「おーい、Aたち置いてくなよー！って…桜庭じゃーん！」
「森本くん、とほ…松村くん」
よろしくね、と和やかに挨拶してるけど、北斗だけ眉間に皺を寄せてる。
「同じ大学だし、仲良くして貰えたら嬉しいな」
「もちろん！桜庭ちゃん何学部だっけ？」
「文学部、だよ」
じゃあ北斗と一緒ジャーン！と北斗の背中を押す慎太郎。
「…松村くんのネクタイ姿久しぶりにみた。やっぱり似合うね」
「………それはどうも」
言葉はぶっきらぼうなのに、どこか嬉しそうで。2人はまだ何か話していたけど、聞きたくなくて慎太郎とみっちゃんと先に歩き出した。気づいて追いかけてこないかな？なんて思ったけど、北斗たちは来なかった。
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これが新歓ってやつらしい。陽キャのノリがすごくて、怖くてみっちゃんの背中に隠れてすすんだ。どんどんと渡されるチラシと、「定期飲みあるよー！」とかどんな誘い文句？みたいなのを聞いて歩き続ける。
慎太郎はもう俺の庭、みたいな感じで「えー！先輩可愛いっすね」とか言ってる。すごくない？アイツのコミュ力
「みっちゃんってどっかのサークル入る予定？」
「…あー、どうだろ。Aが入るなら一緒に入るよ。」
「なんか入りたいけど、勢いが怖い」
「Aー！小宮ー！このサークルどう？ねえ！」
少し先の方で馬鹿でかい声で叫ぶ慎太郎。あいつには羞恥心とかないのかもしれない
「……慎太郎？」
「わ！2人とも可愛いじゃん！名前何？」
「………慎太郎、パス」
見るからにチャラそうな先輩。ピアスはジャラジャラ。髪の毛の色もめちゃくちゃ明るい。みっちゃんも嫌そうな顔してる
「えー！めっちゃ面白そうだよ。流しそうめんとか芋煮会とかやんの！文化研究会？っすか？ここ」
「名前だけねー！集まって騒ぐ口実に何かしら作るけど！」
確かにイベントは楽しそう。ただ、この先輩は怖い。だって髪の毛シルバーだよ？訝しげに先輩を見てると、笑われた。吹き出すみたいに。
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らっとる - 初めてコメントします！まめこさんの作品が大好きでどれも何度も読み返しています♪中でも今回の無題とーーっても好きです！1日に何回も更新されてないかな?と覗きにきては読み返してます☺︎更新楽しみにしてます！応援してます♪ (2021年11月4日 18時) (
レス) id: cbd38ba105 (このIDを非表示/違反報告)
Sn(プロフ) - 初めてコメントします！凄く面白いです！ニヤニヤしてしまいましたー＾＾今後の展開が気になりすぎるっ！！！更新楽しみにしております！作者様のペースで頑張って下さい！応援しております (2021年10月1日 0時) (レス) @page15 id: 8a3780e77b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年8月22日 14時
