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「慎太郎ー、たすけて…」
「俺自分ので精一杯だもん」
「み、みっちゃん…?」
「以下同文」
レポートの範囲を間違えていた私はいま、単位取得の瀬戸際にいる
この講義の先生はレポート時間厳守!ぷんぷん!みたいな先生だから余計につらい…
「慎太郎、みっちゃん、もし私が留年したら田中くんレポ毎日よろしくね…」
「ばかじゃん。後輩になったら敬語使えよー?」
「以下同文」
みっちゃんがさっきから本当にひどい。以下同文しか言ってない…
「でも留年して田中くんのこと先輩!って呼ぶのはありだね…うん」
「キモイこと言ってないでやれよー。Aー」
「だって終わる気配ない…しんたろー…」
慎太郎は「あ!じゃあ助っ人よぶ!」と嬉々としてスマホをいじりはじめた。ねえ、慎太郎だいすき…田中くんの次に…
「…し、しんたろ?」
「なに。ほら、ほっくんお願いしますって挨拶しろよ」
「ぶちギレられるよ!やめて…こわいって…」
目の前の松村くんは心底嫌そうな顔をしてる。いや、なんできたの…?
「…レポート。」
「はい…」
「手伝うから座れば?」
と、意外にも優しい松村くん。え?松村くんって実は双子?これはどっちの方?
「やらないから帰る」
「やります!お願いします松村くん!」
この際双子だろうとなんだろうとなんでもいい!手伝ってくれる貴重な人材を逃す訳にはいかない!
「俺こっちの文章まとめるから、Aここね。」
「はい…」
話してみると案外優しい。そしていつもの威圧感が全くない。まじで双子説でてくるよ、これ…
「ま、まつむらくん。こっち終わった!」
「お、はやかったね。俺も終わったから後まとめるだけ。打ち込み早い方?」
「ふ、ふつー?」
「なら十分間に合うよ。よかったね」
初めて見る松村くんの笑顔!貴重!
「松村くん笑うと可愛いって言われない?」
「…うるさい」
「照れてるの?ねえねえねえ」
「A、調子のんないで」
はい…とすぐさまパソコンに向き合う。、まつむらくんはいつもと違って全然こわくない!これなら仲良くなれるかも!
「4人ともおつかれ!飲み物かってきたけどいるー?」
天使の降臨…
「た、たなかくん!いいの…?」
「いいよー。のんでのんで!」
「家宝にします…たなかくん…」
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まめこ(プロフ) - ゆーしいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!更新停滞しないように頑張ります! (2021年7月11日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしい(プロフ) - ドキドキやばいです、、!にやにやしながら最新話よみました、、!更新たのしみのまってます! (2021年7月6日 0時) (レス) id: 3150e2c301 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - 真田丸さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…。恐れ多いです…!こまめに更新できるようにがんばります! (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます!こまめに更新できるようにがんばります! (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
真田丸 - 今まで読んだ占いツクールの小説の中で一番好きです!最高です!なんでこんなに面白いお話を書けるんですか…? (2021年5月30日 1時) (レス) id: 36025043ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめこ | 作成日時:2021年5月16日 15時