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「ね、慎太郎！田中くん髪の毛きってなかった？か、かっこいいね…！」
「俺じゃなくて本人に言ってこいよー。喜ぶよ、褒められるの好きだから」
うんざりと言った顔をする慎太郎。いや、本人になんて恐れおおいよ！このばか
「むりむりむりむり。近寄れもしない。慎太郎くらいだといける…」
「それ俺にめちゃくちゃ失礼だからな！このやろー！」
実際慎太郎だけでなく、田中くん以外の男子はみな何も考えずに話せる相手だ。ただ、田中くんだけはいけない
「あんなにかっこいい人見たことない…」
「毎日聞いてる、それ…友達になりゃいいじゃん。あいつのコミュ力半端ないよ」
「そんなの知ってる…みて、これ」
手のひらを差し出し、慎太郎にみせる
「手汗？これ…なんでこんな濡れてんの？」
「田中くんと話すことを考えたらこれよ…」
つまりは緊張してしまって話せない、ただそれだけの話なのだ。
「お前さ、同じゼミになれたのに一言でも話した？」
「まっっっったく。」
呆れてため息まで吐かれる始末だ。話せるのなら私だって話したい！むしろすっ飛ばしてか、か、彼女になりたい。
「A、話すこと想像するだけで手汗びちょびちょのやつは彼女になんてなれないよ」
「じゃあどうやったらなれるの！教えてよー！しんたろー！！！！」
慎太郎の手を掴みブンブン振れば、心底うっとおしい顔をされる。あ、ムカつく顔
「もうさ、検索エンジンで検索しようかな…出てくるかもよ。あんなイケメンだもん『田中樹 彼女になる方法』絶対でるわ…」
「おまえさ…ほんっとにキモイって。とりあえず話せよ。おーい！樹ー！髪切った？」
「ばっ…しんたろ」
少し離れた席に座る田中くんにバカでかい声で話しかけるバカ。やだ、隠れたい！！！
「お！よく気づいたな！すげえちょっとなのに」
「俺じゃなくてAー！かっこいいってさー」
いやほんとこいつばかなの？そんな僅かの差が分かるほど見てるってバレるじゃん…
「あ、Aちゃん？褒めてくれてありがと！」
「ひえ…とんでもないです…すみません…」
こんな気持ち悪い私にまで100点満点の対応をする田中くん。神…？
「Aちゃんも髪色かえたー？可愛いね！」
「…！！！おそれおおいっす…」
幸せすぎて今日命日かも
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まめこ(プロフ) - ゆーしいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新停滞しないように頑張ります！ (2021年7月11日 14時) (
レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしい(プロフ) - ドキドキやばいです、、！にやにやしながら最新話よみました、、！更新たのしみのまってます！ (2021年7月6日 0時) (レス) id: 3150e2c301 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - 真田丸さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…。恐れ多いです…！こまめに更新できるようにがんばります！ (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます！こまめに更新できるようにがんばります！ (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
真田丸 - 今まで読んだ占いツクールの小説の中で一番好きです！最高です！なんでこんなに面白いお話を書けるんですか…？ (2021年5月30日 1時) (レス) id: 36025043ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年5月16日 15時
