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まさか見られてるとは思ってなくて…試すような真似をして申し訳なくてすぐさま謝ったらぽんって頭を撫でてくれた。
「なんかしたのかと思ったわ」
「違うよ!ただね……」
「聞こえてたからいいよ」
「うん…。…怒った?」
「怒るわけないじゃん、大ちゃんに愛されてるのよーくわかった」
そのままぐりぐり頭を撫でられ続けて…
薮ちゃんスマイルで微笑まれると顔が近づいてきて口を塞がれた。
すぐ離されたけど…
待ってよ!圭人がいるのに!
「や、薮ちゃんの…ばか!」
「あ、大ちゃーん!」
恥ずかしくて薮ちゃんと圭人を放って逃げ出す。
気付いてくれたことはうれしいし薮ちゃんのこと好きだけど…そういうのは人がいないところでやってほしい!
当分戻らない、戻れないって思って楽屋を飛び出した。
***
ktサイド
「あ〜いっちゃった」
「薮くん、大ちゃん困らせないでよ…」
というか俺の前でいちゃつかないでくれないかな…。
見てる方も恥ずかしいんだから!
「わりぃわりぃ。大ちゃんかわいすぎてつい」
「もしかして薮くん、見てた理由わかってたの?」
「うーん…大ちゃんってそういうの好きじゃん?たまーにやってんだよ、いつもは気づかないフリしてるんだけど…」
今日は一段とかわいすぎてってにやにや笑う薮くん。
それにしてもキスはないでしょって薮くんに文句をいう。
反省してますって薮くんが頭を下げるけど…多分またやるんだろうなぁ…。
大ちゃんの照れてる顔が目に浮かぶ。
でもなんで気付いたんだろ?後ろ向いてたのに…。
「でもさ、なんで気付いたの?薮くん後ろ向いてたよね?」
「え?愛?」
「………」
「黙んなよ!…まぁあれだよ」
「なに?」
「あんな熱い視線わかんないわけないし、俺が大ちゃんを見てるからね」
大ちゃんが大好きだからってもう蕩けたような表情…。
大ちゃんは薮くんを見ちゃうし、薮くんも大ちゃんを見てて…お互い様なんだね。
なんだか羨ましく思えてきちゃう。
「じゃあ大ちゃん迎えにいってくるわ」
そういって立ち上がった薮くんは嬉しそうな顔。
ふたりして見せつけてきて困ったカップルだなって思う。
けど幸せそうで俺まで幸せをお裾分けされちゃったから…。
帰ってきた大ちゃんに大丈夫だよって安心させてあげよう。
そう思いながらふたりを待った。
fin*
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K(・Д・)けー(プロフ) - ぱれさん» コメントありがとうございます!たかありが好きすぎて長くなってしまいました><読んでくださりありがとうございます!あと1話だけお付き合いいただければと思います(^^)がんばります〜! (2017年1月4日 0時) (レス) id: 137169a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぱれ(プロフ) - ぎゃーー!!たかありすごくきゅんきゅんします有岡くん可愛すぎです(;_;)やばい!更新頑張ってください!応援してますヽ(;▽;)ノ (2017年1月3日 11時) (レス) id: fc214221f6 (このIDを非表示/違反報告)
K(・Д・)けー(プロフ) - 杏里沙さん» こんばんは、コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます、即座に対応させていただきました。無知で大変失礼いたしました。更新頑張っていきたいと思います! (2016年11月15日 1時) (レス) id: 137169a6f7 (このIDを非表示/違反報告)
杏里沙(プロフ) - こちらの作品は、Hey!Say!JUMPという、実在する方々が登場していらっしゃるので、オリフラを外していただけると幸いです! 作品自体はとても面白いと思うので、更新頑張ってください! (2016年11月14日 21時) (レス) id: 5e107cb518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ssskkk67 | 作成日時:2016年11月8日 1時