女子校通いのお姉様。【すとぷり】

ログ６ ページ7

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「ねっ、お願〜い！！いいでしょ？？」


『むり。』


「なんでよっ！！」


『うるさいゴリラ。お前だけ行けよ。』





あれから数日後。お父さんとお母さんが海外出張に出てしまい1週間２人だけで生活することになった。



花鈴と２人きりとかありえねえ。笑





しかも、友達がシェアハウスしてるから1週間そこでお世話になりたいとかふざけてんだろコイツ。




女友達ほとんど無に等しいだろ。

て事は高確率で男の家だ。




『私家にいるから大丈夫。』


「ほんとに？ ひとり寂しいよ？」


『気にしないで行ってらっしゃい。』





満面の笑みを浮かべると諦めたのかため息をついて玄関に手をかけた。





「……いってきます!!」




はやくでてけ。



これで1週間あいつとおさらばできる!!


最後まで満面の笑みを貼り付けて、私はニッコリと笑った。

絶対そこらの女優なんかより上手い気がする。





そんな私の脳内とは裏腹に、
最悪な言葉が玄関に響きわたった。






「……そうだ！ウチに呼べばいいんだ！」









そうきたか。





どこまでだるいんだお前は。

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