僕はイラナイコ (ページ27)

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BK side ページ27

仕事終わりにミンソギヒョンと一緒に病室に入る。

1週間変わらず綺麗な顔で眠っているダウォン。

俺のせいで眠ってるダウォン。

ヒョンと一緒にダウォンの寝顔を見てるとダウォンが目を覚ました。

涙が一気に出る。

そして、その後医者に聞かされたのはダウォンの声が出ないということだった。

罪悪感しかなかった。

俺を庇ったから。

俺のせいで。

俺がダウォンを傷つけた。

一旦、宿舎に帰ることになって、ダウォンは体調が安定するまで入院することになった。

なんとなく、ダウォンの部屋に入ってみた。

俺の目に不意に映った瓶に入った睡眠薬。

それを無意識のうちに口に含んでいた。

1錠だけ飲んだと思った睡眠薬の入った瓶はほぼ空になっていて。

苦しくなった。

あ、死ぬんだ。って冷静に考える俺。

膝の力が抜けて床に倒れ込んだ。

ダウォンの笑顔が瞼に映って泣きながら意識を手放した。

なに、バカなことしてんだよぉ！

ベッキョンニヒョンが死んだらダウォンが護ったことはなんになるんですか？

ベッキョンニ早く目覚めて。

俺を想って責める声、俺の心配をする声、メンバーの一人一人の声が聞こえる。

スホヒョン、セフン、ギョンスの並びだな。

でもさ、なんか、目が開けれねぇんだ。

みんなの顔を見るのが怖くて、ダウォンが俺をみてどう思うか、

あ、俺、みんなになんにもできてねぇな。

迷惑しかかけてない。

朝は起きるのは遅いし、うるせぇし、きゅうり残すし、ダンス練習では難しいことができねぇからジョンイナに迷惑かけてるし。

俺、いる意味ないんじゃねぇか？

ダウォンは俺のせいで声が出ないし。

ほんとは俺のこと物凄く恨んでるかもしれない。

もう、俺はいらないんだ。