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7話 ページ8
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仕事を終わらせて、Aに一言いってから、
俺はテレビ局からそのままあの人がいるホテルへ向かった
水沢「廉… 会いに来てくれたの？」
廉「いい加減にしろよ！」
水沢「っ…」
廉「あの歌はあんたじゃなくて、他の人の為に作られた歌だ、
そんなもんにしがみついて、惨めじゃないのかよ」
水沢「ハハッ！ 惨め？ そんな感情とっくに捨てちゃったわよ、
あなたにはわからないでしょうね…
振り向いてくれない人をずーっと愛し続けることが…
どれほど苦しいか… どんなに惨めでもいい…
私が彼と出会って愛した証を…
残したいのよ… せめて… 人生の最後に！」
廉「最後？」
その瞬間…
ドサッ…
廉「っ！…」
あの人が… 俺の目の前で倒れた…
すぐにマネージャーが気づいて、
救急差を呼び、俺も一緒に病院へ向かった…
廉「喉に悪性の腫瘍？」
マ「声を失うのは絶対に嫌だから…
例え命を失っても… 手術はしないと…」
あの人が… 喉に…
マ「失礼します…」
あの人のマネージャーが席を外した後、
俺はあの人の病室に行った…
この人の喉に… 腫瘍が…
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作者名：nanami | 作成日時：2018年8月24日 19時
