4話 ページ5
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勇気「…どうして、廉さんなんだよ」
美男「…えっ？」
勇気「俺は… お前が好きだ…」
っ！
勇気「お前がA.N.JELLに入って…
すぐに最高の仲間になった… けど… いつからだろう…？
俺の中で美男は… ただのメンバー以上の存在になってた…
だから… お前が女だって知った時… 本当にうれしかった…」
勇気さん…
勇気「俺は… ずっとお前を想ってた…」
そしたら私に顔を向けて…
勇気「俺じゃダメなのか…？」
私は… 勇気さんの気持ちに答えられない…
美男「勇気さんは… いつも明るくて…
私を元気にしてくれて… 勇気さんがいなかったら…
私は… 挫けていたかもしれません…
だけど… ごめんなさい… ごめんなさい…」
本当に… ごめんなさい…
勇気「謝るな… 謝られると… よけい惨めになる…」
美男「…」
勇気「もうすぐバスが一周する…
そしたらリセットするから… それまで… この気持ちでいたい…」
勇気さん…
そしてバスは一周し… バスから降りた勇気さんは…
勇気「よぉ〜しリセット終わり！
じゃぁ収録行ってくる！ 最高のトークしてくるぜ！」
美男「勇気さん…」
勇気「いいか？美男、俺の事気にするなら、気にしないでくれ、
あれ？ 日本語おかしい？ まぁそうじゃないと、
俺は… いつもの俺に戻れない…」
その言葉に私は静かに頷いた…
勇気「じゃぁな美男、気を付けて帰れよ」
そう言って歩きだした勇気さんだけど…
しばらくしたら振り向き…
勇気「美男！」
美男「は、はい！」
勇気「廉さんとうまくいかなかったら、承知しねぇかんな！」
そう言ってテレビ局へ戻っていった…
美男「勇気さん… ありがとうございます…」
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作者名：nanami | 作成日時：2018年7月12日 21時
