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ASide
朝起きた時…
兄ちゃんの顔が間近にあって…
一瞬びっくりしたけど…
昨日の事を思い出して…
なんだか安心した気分になった…
兄ちゃんを起こさないように
ゆっくり兄ちゃんの腕を解いて脱出し…
制服に着替えて朝ご飯を作り
作り終えたころに兄ちゃんが起きてきた…
翔「A…」
A「兄ちゃんおはよ！」
翔「おはよう…」
A「ご飯出来たから、
早く着替えて顔洗ってきなよ」
翔「あぁ… うん…」
兄ちゃんが支度をしている間に
調理器具を片付け
支度が終わって兄ちゃんと一緒に
ご飯を食べたけど…
兄ちゃん… 元気ないな…
A「兄ちゃん？」
翔「えっ？ 何？」
A「元気ないみたいだけど…
なんかあったの…？」
翔「いや… 別に…」
A「そう？」
でも明らかにいつもより暗い…
翔「…学校行くの？(ボソッ」
A「え？」
翔「あっ、いや…」
もしかして…
心配してくれてるのかな…？
A「…行くよ？ ちゃんと」
翔「えっ…」
A「だってせっかく兄ちゃんが
手をまわしてくれて入った学校だし…
学業もおろそかにできないしね、
それに、ずっと大地がそばにいてくれるし、
昨日来てくれた
三船先輩も気にかけてくれているから」
翔「そっか…」
A「それにね！
友達も結構できたし、楽しくやってるんだよ！」
翔「…よかった」
A「だから、心配しなくていいよ」
翔「…そうだな、
俺が心配しすぎてたんだな」
A「安心した？」
翔「うん、すっごく安心した」
A「よかった」
朝ご飯を食べ終わった後、
兄ちゃんは笑顔で会社へ行き
私は後片付けをして
大地と学校へ行こうと思ったんだけど…
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作者名：nanami | 作成日時：2017年6月5日 0時
