理想の幼馴染4 (ページ15)

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しばらくしたら頭を冷やしたのか

母さんも帰ってきたみたいで…

どんな話をしているのか

気にしながら部屋で待っていたら…

翔『いい加減にしてくれよ！』

兄ちゃんの怒鳴り声が聞こえてきて…

気になって静かに部屋を出て

リビングを覗いた…

翔『Aがどんな思いで

2人の喧嘩を止めてると思ってんだよ！

目の前で父さんが母さんを殴ってる姿見て、

父さんに殴られてる母さんの姿見て、

どんな思いしてんのか考えたことあんのかよ！』

母親『分かってるわよ…』

翔『分かってねぇから言ってんだろう？！

何回同じ事繰り返したら気が済むんだよ！』

父親『悪いとは思ってる…』

翔『前もそんなこと言っといて、

警察沙汰になってんだろうが！』

2人『…』

翔『…もう居られない、Aを連れて出ていく』

えっ？

父親『っ！お前、何言ってんのかわかってんのか！』

翔『娘の目の前で喧嘩して、

ストレス与えるような奴らと、

一緒に居れるわけねぇだろう？！』

母親『翔！待って！』

翔『長い間お世話になりました、明日出ていくので』

父親『待て！翔！』

兄ちゃんがリビングから出てきて

見つかってしまい…

私を見つけた兄ちゃんは

目線に合わせるようにしゃがんで…

翔『A、明日ここを出るから、荷物まとめといて』

A『兄ちゃんっ…』

翔『大丈夫、兄ちゃんが何とかしてあげるからね』

～～～～～～～

翌日、私は兄ちゃんと家を出た

あの日を境に、私は両親に会ってない…

A「父さん… 母さん…」

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