大人が嫌いな僕達 (ページ10)

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恋ページ10

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月曜の朝、頭がぼーっとしていた

結局あの日の夜はそのまま寝てしまい、朝Aが起きる前にその場を去った

ごめんなさいとか、あれは間違いだったとかいう言葉を聞きたくなくて

友達でも恋人でも、ただのクラスメイトでもないこの特殊な関係を終わらせたくなくて

今でもあの出来事が夢のように感じる

思い出すだけで心臓あたりがぞわぞわした

ガラガラッ

…あ、

彼女が来た

JM「………」

「………」

……よく考えたら彼女と学校でまともに話した事はなかった

少し横を向いて様子を伺うと、何事もないように授業の準備をしている

今日はまだ英語科の授業がなくてよかった

それに対応できる忍耐力を持ち合わせていない

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ひと言も話さないまま昼になり、Aはいつも通り教室を出た

JN「なに、上の空だね」

JM「…わっびっくりした。来てたんだ」

HC「はい、ロンジュン氏。今ナジェミンはAちゃんの机みてうっとりしておりました」

RJ「おうおうまじか。隣の席の美女に恋ね〜」

JM「えーいロンジュナ、違うから」

……いや、間違ってはいない

RJ「てかあの子、いつもどこで飯食べてんの」

JM「知らない。話すほどの仲じゃないし」

HC「ジェミナ頼む。Aちゃんに俺のこといい感じに言っといてくれ」

JM「やーだね」

イヘチャン、残念だけどAは俺らみたいなお子ちゃま興味ないよ

HC「ああーーー彼女ほしーーーてかAちゃんと付き合いてえーーー」

RJ「俺は話したことないから知らないけど、多分お前は相手にされないよ」

JN「ヘチャンは選り好みしなかったら彼女できるんじゃない？モテない訳じゃないだろうし」

HC「あのなあジェノヤ、言っとくけど俺はこの中で1番のモテ男だから。あんな完璧な子みたら他に目移りしないのよ」

完璧？まさか

Aは不完全な女性だ

寂しくて、臆病

そんなところまで僕はもう愛してしまっている

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