大人が嫌いな僕達 (ページ11)

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別人ページ11

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そして何日か経ち、金曜の夜

あの海に向かっていた

今週英語科の授業があったけど、Aとジェヒョン先生はいつもどおり話していた

てっきり喧嘩して口を聞かないものだと思ってたけど僕の考えは外れたらしい

2人の間に何があるのか、僕は知らないけど

この前Aが歌っていた曲を聴きながら夜の道を進んだ

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「…あ、ジェミン」

同じ場所にAはもう既にいた

これじゃまるで僕が会いに来たみたいじゃんか

ま、会えて嬉しい気持ちはあるけど

JM「…やっと喋ってくれた」

「学校で聞かれたらまずい会話しかないじゃん」

JM「おはようぐらいはいいんじゃない？」

「…学校での私はなんか、別人なんだよね」

確かに

クラスメイトはみんな彼女が海に向かって叫ぶとことか

自転車の後ろで熱唱する所とか

ベットの上で積極的に攻めてくることなんて想像もつかないだろう

JM「ジェヒョン先生と、話した？」

「あの後2人で会ったの。私の事1番愛してるけど、もうこうやって会う事はできないって…言われた」

1番愛してるなら一緒にいるべきじゃないんだろうか、大人って分からない

「それで私、せめて学校では今まで通り普通に接してほしいって言ったの。そしたらもちろんって、言ってくれた」

「いつもお昼は準備室に2人でいるんだけど…今日ね、ここにくるのはこれで最後って言われた。しかもキスされた」

……いつもお昼はジェヒョン先生に会ってたのか

てか振っといてキスって

JM「辛くない？」

「つらい…でも面倒臭い女って思われたくないから」

JM「聞き分けいい子を演じたのね」

「うるさい」

唇をつんと尖らせて拗ねている

はあ〜、かわいすぎて腹立つ

その唇に、触れるだけのキスをした

「…ん、え…」

JM「無理しちゃって、馬鹿なの？」

「…ば、ばかって…」

JM「素直な方がかわいいよAは」

ぽかんとした顔で僕を見つめていた

その赤ちゃんみたいな顔、ジェヒョン先生にも見せたの？

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