大人が嫌いな僕達 (ページ7)

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love againを歌ってページ7

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僕は多分もう…気付かないうちに、彼女にハマってしまっているみたいだ

目を開けるとAの目からぽろんと涙が溢れた

キスで拭って、また唇を重ねる

柔らかくて熱くて深い

お互いに、求め合っていた

だんだんそれは激しさを増して

「…っん、ん…」

Aの吐息が、僕をどうしようもない気持ちにさせた

シャツの袖を握る仕草はたまらなくかわいい

そう、そうやって僕を求めてよ。先生じゃなくて

ゆっくり離れると彼女は月を見上げた

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「行こう」

突然立ち上がり、ソックスの砂を払った

JM「…どこに？」

「いいから、後ろ乗っけて」

言われるがまま、彼女を自転車の後ろに乗せて走らせる

その間Aは

「君を見た瞬間〜揺れるのはどうしてだろう〜怖くなるけど君が好きなんだ僕は〜」

歌っていた。夜中なのに結構なボリュームで

すごくうまいって訳じゃない

鼻は詰まって声は掠れてるけど

今まで聞いたどんな歌声より綺麗に思えた

「止めて」

着いたのはそこそこ高いマンションだった

「何してるの、来て」

JM「…え、でも」

家に入るよう催促されている

JM「家、誰もいないの」

「……家族なんていないよ〜」

そう吐き捨ててAは部屋に向かって行った

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