大人が嫌いな僕達 (ページ8)

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艶やかページ8

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家の中は本当に誰もいなくて

1人で住んでるんだろうかと思うくらいあまり物がなかった

レコード、キャンドル、香水

棚に並べられているものはいちいちセンスがいい

「見てこれ、唯一のツーショットなんだ」

JM「……これ撮ったの、さっきの海でしょ」

「そうだよ。初めて学校以外で2人で会った日」

寝室に入って見せられたのはジェヒョン先生とAのチェキ

ああ、こんなふうに笑うのか

悲しさと苛立ちがほんの若干込み上げる

「私もう、消えてなくなりたいな」

JM「…そんなこと言わないで、とか言えばいい？」

「はは、ジェミンおもしろ」

間接照明と月の明るさだけを取り込んだ薄暗い部屋

ベッドに腰掛けると、Aは跨るように乗ってきた

「…慰めて、」

……その顔、ずる

僕が逆らわないって分かってるんだろうか

そんな顔されたら僕、止められないと思うけど

JM「……わかった」

ひとつずつシャツのボタンを外され、自分の上半身が露わになる

Aの手が触れるとそこがじんじんして

頭がふつふつ沸騰しそうになる

「結構がっしりしてるね」

JM「くすぐったいんだけど」

「…かわい」

そのままAは僕を押し倒し何度もゆっくりキスをした

熱くなったチョコレートみたいに、理性が溶けてゆく

静かな空間に2人の息遣いが響いた

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