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私を呼ぶ声…the past ページ38
どのくらい、ここにいただろう…
イヤホンから流れる曲に
リズムをとる足先が
寒さで冷えて痺れてきた。
そろそろ、帰ったかな…
そう思って立ち上がろうとしたときに
フワッと肩からコートを掛けられた。
「お前、こんなとこでなにやってんの？」
ビックリして振り向いたら…
そこにはすごく会いたかった人がいた。
「しょ、ちゃん…」
涙が溢れてきた。
次から次へと溢れてきた…
「しょうちゃ、しょうちゃん、しょうちゃん！」
何度も何度も名前を呼んで、
翔ちゃんにしがみついた。
「…A？ どうしたんだよ？」
私の名前を呼んだ。
頭の上から翔ちゃんの声がする。
だけど…
いまの私には嗚咽しか出せなくて…
翔ちゃんの胸に顔を埋めて
ただただ…
首を横に振り続けることしかできなかった。
我が家…the past→←夜風にひとりで…the past
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藍。(プロフ) - はじめまして!とても楽しく読ませていただきました!!この話とても面白かったです!!更新頑張って下さい(*^^*) (2014年11月5日 15時) (
レス) id: 1cfc0c02c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2014年8月19日 10時
