音にゆだねて 7

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［dt］


そのまま深まるキスを受け入れて酔いしれていたら、いつの間にかバスローブは脱がされていて、身体の上を蓮の大きな手が滑っていた。


「っん、…ぁ、」
「涼太くん、声聴かせて」
「ぅあ、…んん、ゃ、」
「可愛い」
「ぁ、だめ、…っ、いく、…いく…っ、！」


零れてしまう情けない声も受け止めてくれて、弱い所を狙う手つきにもっていかれて、いれる前だというのにあっという間に果ててしまった。後ろを解す蓮は、その合間にキスをしたり、頭を撫でたりして甘やかしてくれる。


「ね、…っ、もういれていいよ、」
「まだだめ。涼太くんが辛くなっちゃうのは俺が嫌」


疲れているはずなのに、いつにも増して優しくしてくれる蓮の言葉が嬉しくて、自分から唇を寄せた。嬉しそうに頬を撫でてくれて、きもちいい。


「っん、んん、…っあ、れん…っ、」
「っ、きもちいよ、涼太くん」
「まって、いっちゃう、…っん、あ…！」


繋がってからも蓮はずっとやさしくて、動くのを待ってくれたり、気遣う言葉をくれたり、気持ちいいと伝えてくれたり、身体も心も満たされて再び快感がはじけた。蓮も果てたようで、奥のほうでじんわりと広がる熱が心地よい。


「ふふ、涼太くん、ありがとね」
「んん…れん、げんきでたぁ…？」
「もうめちゃくちゃ元気出たよ、ありがとう。辛くない？明日はゆっくりしようね」


事後、微睡む俺を綺麗にして抱きしめてくれた蓮。甘やかしてあげたかったはずなのに、結局俺が甘やかされてるとは思うけれど、元気になってくれたのならよかった。愛してるよ、の言葉を聞いて、俺も愛してると返せたかどうかはあやふやなまま、眠気の波に飲まれていった。


「…ふは、愛してるって言いながら寝ちゃうの、涼太くんらしいなあ」


fin.

・・・・・
Req：mmdtで、いつもクールなmmが甘々になってdtに甘やかしてもらい、そのお礼として、mmがdtをゆっくり優しく襲う話
リクエスト ありがとうございました！

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