だいしゅうごう！ ページ12
涼太 side
明日は、店が終わる頃に照がねこを連れて家に来ることになっている日。阿部と目黒に連絡したら、快く行くと言ってくれた。
「しょうた。明日、友達が来るよ」
「ともだち…？って何？」
「うーん、家族じゃないんだけど、仲良くなって、一緒に遊んだり話したりする大事な人、かなあ。この前会った人いるでしょ？あの人も俺の友達のひとり」
「涼太の友達、みんないいやつ？猫捨てない？」
「うん。何でも大事にする人たちだよ。だからきっと、パートナーのことも捨てないよ。しょうたのお友達もきっと、いい子だよ」
捨てられた、っていう過去はやっぱりしょうたにとっては相当なトラウマらしくて、よく寂しい顔をするんだ。俺の家にいるから、もう大丈夫なのにね。
「明日は朝から店に行こう、閉店までは奥でのんびり寝てたらいいよ」
「はあい。…ともだちかあ、初めてだ」
ぶっきらぼうな言い方してるけど、楽しみなんだね、しょうた。しっぽが物語ってるよ。
＊
「ありがとうございました、またお越しください」
表の看板をしまって、CLOSEの表示を出してから、店の奥で丸まって寝ているしょうたに声をかける。
「しょうた。 そろそろ照たち来るから、目覚ましておきな」
「んにゃ……よく寝たぁ、」
「ふふ。ぐっすりだったね。このソファ気に入った？」
頷きながら、ごしごし、目を擦る仕草は猫そのもの。からん、と入口のベルが鳴って、誰かが到着したことを知らせた。
「こんばんは、お邪魔します。舘さん久しぶりだね！だいすけは初めましてだよね、ご挨拶しないと」
「はい！だいすけです！いぬです！…え！奥にも誰かいる！誰ぇ？！」
「はは、元気だね(笑)宮舘涼太です。奥にいるのは俺のパートナーのしょうただよ。しょうた、おいで」
「…しょうた、ねこです」
「阿部亮平です。高校の先生してるんだ。分かんないこととかあったら聞いてね」
人見知りなのか、俺のエプロンを小さく握っているしょうた。そっと背中を撫でてやったら、少しその力が緩んだから安心したみたい。
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めい(プロフ) - 阿部ちゃんが勉強してる時にさっくんがうるさくしすぎて、喧嘩して、さっくんが家出したり、いぬから戻らなくなる話が見たいです。 (2020年9月1日 9時) (
レス) id: 96c599653d (このIDを非表示/違反報告)
skri0704(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します。リクエストなのですが、みんなでピクニックに行って遊んでほのぼのする。というのが見たいです！どうかよろしくお願いします！ (2020年9月1日 8時) (レス) id: 5b83097b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴぴぴ
| 作成日時：2020年8月6日 21時
