こいつらヤバイって。【SEVENTEEN】【学パロ】

41.弱い私 ページ41

YOU side







リラ「じゃあ、A、バイバイ！また明日ね！」








『うん！バイバイ！』








　準備が終わった後、みんなと一緒に門を出て、駅へと向かう道で別れて1人になる。









　1人になるといろいろなことが頭をめぐる。









　今日、板が倒れてきたのはビックリしたな。









　まさかあの板が風で倒れてくるとは思わなかったし、もしも当たっていたら大変なことになってたかもしれないと思うとゾッとする。









　ユンギ先生にはありがとうと言っても言い切れない。









　でも









　でも、少し、昔の記憶と重なってトラウマを思い出して怖かった。









　先生方、ユンギ先生は私の事情を知っているから震えてしまった時も何も言わずに抱きしめてくれた。









　私が気がかりなのはユンジョンハンの方だ。









　私とユンギ先生以外で一番早く駆けつけたユンジョンハンは多分私が震えていたことに気付いたと思う。









　そしてそのあと、他の先輩方や同級生、後輩が来たときに必死に震えを隠していたことも。









　みんながあの場から去った後も私をじっとみて不思議な顔をしていた。









　あまり深く考えないで欲しい。そしてあまり詮索しないでほしい。









　まぁ、あの人はこのことを気にしないかな？別に私にそんなに興味無いだろうし。









　いろいろなことを考えていたらあっという間に家に着いた。









　ドアの鍵を開けて中に入る。









　ふと、本棚の上の写真が目に入る。









『今日はあまりみたくないな。』









　私はごめんね。と呟いてその写真立てを机の引き出しの中にしまった。

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