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やっぱりブロックの上から打たれちゃうかぁ




ほんっと背高すぎ。



ブロック飛ぶタイミングを遅くするのもありかな……






『フェイントもやっぱ効かないね。』



3枚ブロックの真ん中にいるとフェイントで抜けないから



百沢くん相手にフェイントは効かなさそう。




だけど、飛雄の調子が凄く良い。


ボールが良く手に馴染ん出るっぽい。



きっと大丈夫。



サーブもミスらないはず。



なのに……



あの高さはほんと、反則級だ。



烏 「先生。」


武 「あ、はい!」




ピーッ!



あ、大地と夕確信したみたい!


私もこの試合で確信した。





『大地、気がついた?夕も!』


西 「はい。Aさんの言う通りでした。」



澤 「あの9番、体の向きそのままクロスで打ってくる。


だから、ストレートを捨てよう。」



うんそれがいい。




そして、日向も何とか点入れた。


さあ、飛雄。



今が使い所じゃないのかな?


新しい速攻。決まる気がするんでしょ??




影 「澤村さん、今日はなんか良い、感じなんで新しい速攻やっていいっすか?」





『決まった!!』




2mを翻弄するのは、162cmかもね。



『よくやった…ほんと凄いよ。』




あれだけ必死に練習したんだもんね。




日向飛雄飛雄の速攻も決まりまくりだ。


それにもう、烏野は速攻だけが武器じゃない。




月島のブロックもいい感じだしね。



『セットポイント!』



烏 「あぁ。来たな。」






『よしっ!1セット先取〜』



『はい、おつかれさま。


飛雄、調子良いじゃん!』



と言って、飛雄の頭を撫でる


飛雄の方が背が高いから、心做しか飛雄がしゃがんでくれてるけど。


優しい、家の弟。




それに私の渡したサポーター、使ってくれてるみたい。


ふふ、嬉しいな。






『龍ナイスキー!』



シンクロ攻撃も決まったし!



点取り合戦って感じではあるけど、


まあ、勝てる気はするよ。


うん。






『烏野のマッチポイント…!』




さっきのタイムアウト中


大地に伝えた。


止められないなら。



タイミングを遅らせて、“受けろ”



ってね。


壁じゃなくて、皿にすれば良い。





日向、ブロックアウトを狙ってる?





『ブロックアウト…狙ってやれたなんて凄いじゃん。日向!』




成長したな。日向。




ふふ、頼もしくなった。

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作者名:瑚城桃李 | 作者ホームページ:ないでーす!  
作成日時:2021年1月15日 0時

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