第48話 ページ24
貴女サイド
今日の夕飯は新世界へ向けての宴をするのだとか。
まぁ宴と言っても、うちの海賊団にはコックがいないのでご馳走なんて出ては来ないけれど。それでもこのメンバーで新世界入りするのは楽しみだわ。
コンコン
バンシー「A〜、もうすぐ宴が始まるから一緒に行かない?」
貴「えぇ行くわ。少し待ってちょうだい。」
ドアをノックしたのはこの海賊団でコックの役割を担っている女海賊のバンシーだった。まぁ、彼女の本職はコックじゃないので煮るか焼くかの単調な料理しか出来ないのだが。
ガチャ
貴「お待たせバンシー」
バンシー「いいのよ、さぁ行くわよ。」
バンシーと甲板に降りた時にはほとんど全員が揃っていた。
貴「デュース、ミハールは宴に参加しないのかしら?」
デュース「あぁ、部屋に引きこもったまんま出てこねぇんだ。」
…新世界に入る時くらい部屋から出てきたらいいのに…
そんなことを考えていたらエースがみんなの前に出て声を張り上げた。
エース「おい!!みんな聞いてくれ!!」
その一言でみんなの視線はエースの方へと集まった。
エース「俺は新世界に入ったら白ひげの首を狙おうと思う!!白ひげは世界最強の男、海賊王に最も近い男と言われている。名をあげるにはちょうどいい。」
周りからはざわめきや雄叫びがあがった。
─────────────────────
字数の関係で次に行きます。
33人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あずき丸 | 作成日時:2019年5月5日 10時