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自分に言い聞かせてる間にまたミノは話始めた。
「今日さAケガした時、自分より他人優先したじゃん。」
「それは…一人でも大丈夫だったから。」
「でもその時、俺いつもAに甘えてたなって思った。」
「…？」
「Aが優しいからって俺他の人ばっか優先してた。
一番大切なのはAなのに。」
「私が…？」
ミノの中で私が一番大切？
それって…
いやでもそれはきっと幼馴染としてだ。
さっき自分で言い聞かせたのに、何もう忘れてるの。
「うん。Aごめん、今まで気付かなくて。自分の気持ちにも気づけなくて。
俺、Aが好きだ。好きだよ。」
…こんなことある？
あのチェミンホが爆弾落とさないことなんて。
「…バカ。」
「ごめん。」
「このスポーツバカ。熱血バカ。」
「ごめん。」
「何が炎のカリスマ？この鈍感野郎！！」
「ごめん！！」
私がどんなに怒っても、眉を下げ謝り続けるミノ。
…やっぱり優しいミノが好きだなぁ、なんて。
「…ミノ写真撮ろう？
まだ撮ってなかったから。」
「A…怒ってない？」
「別に怒ってないよ。だってそれがミノだもん。
だから写真！撮ろうよ。」
「…おう！でもその前に一言いわせて？」
「んー？」
「俺の彼女になってくれませんか？」
「…うん!!」
そう私が返事すると、嬉しそうにキラキラした真っ直ぐな瞳でまた「好きだ｣って言ってくれて。
『パシャ』
「ちょっと顔近すぎない？」
「いい笑顔なんだからいいだろ！」
きっと今日撮ったこの写真はこの先も色褪せないよ。
End.
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作者名：S
| 作成日時：2017年10月29日 17時
