大丈夫か ページ14
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「おつかれ、土曜日ぶり」
『あ、赤葦くん、
この間はお世話になりました』
赤葦「いえいえ、木兎さんが勝手に誘ったから」
教室に行くと席に座っていた赤葦くんに声をかけられた
この授業も一緒だったんだ
『隣、空いてる?』
赤葦「どうぞ」
そう言って隣の椅子を引いてくれた
赤葦「…本当に友達いないの?」
『え?急に?』
席に座った瞬間に聞こえてきた質問
真顔で聞いてくるからか何かと思ったよ
びっくりした
赤葦「だって宮侑も言ってたし、
今も一緒に受ける人いないのかなって」
『いや話す友達くらいいるわ
この授業は友達抽選落ちちゃったの』
赤葦「あ、俺の友達も落ちた」
どうやらこの先生の授業は人気みたい
『あの後大丈夫だったの?』
皆でご飯を食べたあと実は二手に分かれた
東京出身組の木兎さん、古森くんは
実家に帰るってことで赤葦くんと
地方組の侑と角名はラーメン食いたいと言い出し、
2人のホテルに行く前に私がよく行くラーメン屋に行き
なんかの流れで私の家に来て
コンビニスイーツを食べて帰って行った
赤葦「あー、うん
木兎さんの家にお邪魔することになって、
木兎さんにグッズ買わされそうになったけどね」
木兎光太郎って書いてあるタオルとユニホームと言って
スマホの写真を見せてくれた
『ええーw
買ったら絶対大喜びだね、想像できる』
ていうことは侑とか角名のグッズもあるってことやんな
あとで買って揶揄ってやろう
赤葦「そっちの方が大変そうだったけど
大丈夫だったの?」
『うーん、まあラーメン食べに行ったけど
大丈夫っちゃ大丈夫だったかな?』
赤葦「あんだけ食ったあとラーメンいけんのか」
『しかも家系』
赤葦「きっつ」
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作者名:Saar | 作成日時:2023年5月1日 1時