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「すごい行列だしさ?一緒に3人で話しながら並ぼうよ」
優太くんがそう口を開いて
3人で自分たちの番を待っているが
さすが新店だ_____
前に進む気配がない。
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「インスタ映えっていうの?最近の子はませてるしな(笑)」
「いやいや、優太さんも歳変わらないじゃないですか!」
「2歳差って結構俺からしたら年齢感じるよ?(笑)」
ホナミと優太くんはすっかり打ち解けて
世間話をする程に。
私もその輪の中に必死にしがみつく。
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「優太さんってどこか怪我してるんですか?車椅子だし....」
盛り上がった世間話の中、唐突に話題を変えたのはホナミだった。
なんともそれは直球で戸惑いを隠せない。
でもずっと私とお兄ちゃんがいい伏せながら
気にかけていたこと。
平然を装いながら、内心その答えを
聞くまでは戸惑いを隠せないでいた。
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「.....うーん、大したことじゃないんだけどね?でも内緒かな?」
一瞬青ざめた表情。
から一変笑ってそう答える優太くん。
"大きな病院に移った"って聞いたぐらいだから
大したことない訳ないじゃない。
_____重苦しい空気が漂う輪
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『ねえねえ二人共、もうすぐじゃない?』
見るに耐えなくて自然と話題を変えてしまった。
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作者名:小春ひより | 作成日時:2018年6月17日 22時