検索窓
今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:23,340 hit

34 ページ36

.







「すごい行列だしさ?一緒に3人で話しながら並ぼうよ」



優太くんがそう口を開いて
3人で自分たちの番を待っているが
さすが新店だ_____



前に進む気配がない。





.





「インスタ映えっていうの?最近の子はませてるしな(笑)」


「いやいや、優太さんも歳変わらないじゃないですか!」


「2歳差って結構俺からしたら年齢感じるよ?(笑)」




ホナミと優太くんはすっかり打ち解けて
世間話をする程に。




私もその輪の中に必死にしがみつく。






.





「優太さんってどこか怪我してるんですか?車椅子だし....」




盛り上がった世間話の中、唐突に話題を変えたのはホナミだった。


なんともそれは直球で戸惑いを隠せない。




でもずっと私とお兄ちゃんがいい伏せながら
気にかけていたこと。




平然を装いながら、内心その答えを
聞くまでは戸惑いを隠せないでいた。







.








「.....うーん、大したことじゃないんだけどね?でも内緒かな?」




一瞬青ざめた表情。


から一変笑ってそう答える優太くん。




"大きな病院に移った"って聞いたぐらいだから
大したことない訳ないじゃない。







_____重苦しい空気が漂う輪









.





『ねえねえ二人共、もうすぐじゃない?』




見るに耐えなくて自然と話題を変えてしまった。





.

35→←33



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小春ひより | 作成日時:2018年6月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。