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ホナミと神宮寺を仮にも応援しようしていた
私がバカだった。
何だかんだ良い奴なんて浮かれてた私が
凄く情けない。
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「あ、そうそう。同志じゃん？俺らって」
恋愛に興味も縁もないとはいえ、
そんな奴と同類なんて御免だ。
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こちらを見て口角をあげる神宮寺が
とうとう口を開く。
「この際俺らで......」
「"疑似恋愛"するなんてどう？」
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なんて耳障りなことを言うのだろうか。
そのメリットは？
邪悪に汚れた笑みに怒りを隠しきれない。
ホナミだけじゃなくて他の女子まで
振り回しといて
その宣告には頭を抱え、憤りを感じる。
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『ふざけんじゃねえ！』
"A"と書かれている部分をペンで
何回も強調するこの男。
憤りを隠しきれないでいる私を
目の前にこれまた余裕の邪悪な笑み。
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「いてっ.....は？どういうつもりなんだよ(笑)」
神宮寺の頬を一発平手打ちして
睨みつけてやった。
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作者名：小春ひより | 作成日時：2018年6月17日 22時
