青春ユリイカ【Yuta.J】 (ページ17)

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「陰からAに見守っててほしい」

文化祭当日の朝は、ホナミの一言から始まった。

『えっと....告白の場面だよね？』

「そう、なんか怖くて____」

告白を見守っててほしいという女子高生あるある。
仮に私だったら絶対頼まない。

いや、まず告白をしたことがないから
その場にならないと分からないが。

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特に断る理由もないから承諾すると
満面の笑みで手をブンブンさせてきたホナミ。

「よしっ！A！今日は接客頑張ってその後一緒に回ろうね！」

『切り替えはやっ(笑)』

思わず笑ってしまったが、正直チンパンジーくんに
ホナミが渡されるって考えると、
まだ許せていない私がいる。

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"神宮寺勇太さん！こんな私とよければ...."

"ん？なんかおかしいか？"

"勇太くん！好きです！付き合ってください！"

"唐突すぎるか...."

"勇太くん！"

"声が裏返っちゃった...."

"あーーーー！緊張する！！！"

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『ホナミうっさい！(笑)』

「ごめん....でも緊張するんだって....(笑)」

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