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10年ぶりに*吹雪士郎(24) ページ4

「もしかして、吹雪くんじゃない?」


見覚えのある髪型を見つけて、思わず声をかけた。

「Aちゃん。」
それは間違っていなかったようで、吹雪くんは私を認識すると、瞬きを数回した。


「10年ぶり?」
10年。口にするととてつもない時間に感じた。


「本当、久しぶりだね。」

微笑む彼の顔を、まじまじと見つめなおす。

中学生の頃から吹雪くんは、どこへ行っても女の子に囲まれていた。

私の記憶の中の吹雪くんもかなりのイケメンだったけど、目の前の彼は、さらに輪をかけて良い男になったいた。


「吹雪くん、彼女途切れないでしょ。」
他愛のない会話の最中、冗談半分で、そんなことを言った。


吹雪くんは苦笑した。
「彼女なんていないよ、ずっと。」

「そうなの?どうして?」
あまりにも意外で、つい聞き返した。


吹雪くんは私の目を見つめて言った。

「実は、10年間片想いを拗らせてるんだ。」

あの吹雪くんが片想いなんて。しかも10年間。
さっきから、私の脳内解釈とはずいぶんと隔たりがあるみたいだ。


「もう、会えないと思ってて、諦めてたんだけど。
こうやって偶然会えたから、もう言わなきゃなって思って。」

吹雪くんの冷たい指が私の頰に触れた。


その時初めて、熱を孕んだ視線に気が付いた。


「好きだよ。Aちゃん。」

撃ち抜く*吉良ヒロト→←恋に落ちる音*フィディオ・アルデナ



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吉良 彩愛(アヤメ) - シチュエーションは買い物デートでお願いします! (2019年11月19日 1時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 吉良 彩愛(アヤメ)さん» 返信が遅れてすみません。リクエストありがとうございます!詳細なシチュエーションなどの指定があれば助かります! (2019年11月17日 16時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 彩愛(アヤメ) - リクエストいいでしょうか?リクエストで、リ・ハオ君でお願いします! (2019年11月13日 22時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ふうふうさん» リクエストありがとうございます。時間がかかってしまいますが、必ず書きます。 (2019年10月21日 21時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 美紅さん» すみません。諸事情により原作を見返すことができない状況になってしまったので、リク頂いた話は書けそうにないです。申し訳ないです。 (2019年10月21日 15時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴーすけ | 作成日時:2019年9月22日 2時

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