雪の味＊雪村豹牙 ページ26
楓さんリクです！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
付き合いだしてから、豹牙と2人で下校することが習慣になった。
「私、昨日吹雪さんと話したの！かっこよかった〜」
「うっそまじで？いいなあ。」
私たちの横を通り過ぎた女子がそんな話をしていた。
吹雪さんはつい先日からサッカー部のコーチに就任した。
得体の知れないイケメンが突然学校に現れ、なおかつその人は白恋中の卒業生で、伝説のイナズマジャパンのメンバーだということで、吹雪さんは女子の注目を集めた。
「なあ、Aも吹雪先輩のこと、かっこいいとか思うの？」
少し考えてから口を開く。
「うーん。そりゃあ素敵だと思うよ？」
白恋の女子に、吹雪さんを素敵じゃないと言う人なんてほぼいないだろう。
「ふーん。」
豹牙は興味なさげな返事をして、ふと空を見上げた。
「あ、また降ってきた。」
つられて空を見ると、真っ白な雪がちらちらと降り始めていた。
「今日も寒いもんねえ。」
吐き出した息は白い。
豹牙は私に目を向けた。
「寒い？」
「うん。寒い。」
「キスしたらあったかくなるらしい。」
急にそんなことを言うもんだから、
「えー本当？豹牙がキスしたいだけでしょ。」
豹牙は肯定も否定もしなかった。
「とにかく試してみない？」
「…いいけど。」
頷くと、慣れた手つきで優しくキスをされた。
冷たくて、雪の味がした。
「どう？」
正直別に暖かくはない。
でも、
「…もっとしてよ。」
なんだか物足りなくて、そんなことを言った。
豹牙は驚いて顔を赤くした。
「なんでそんな煽るの上手いんだよ。」
照れ隠しをするように、おでこをこつんとぶつけてきた。
「なら、俺以外のやつ見てんなよ？」
「…ふふ、なにそれ。」
その言葉と表情に、きゅんきゅんしたとかしてないとか。
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吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - シチュエーションは買い物デートでお願いします！ (2019年11月19日 1時) (
レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 吉良 彩愛(ｱﾔﾒ)さん» 返信が遅れてすみません。リクエストありがとうございます！詳細なシチュエーションなどの指定があれば助かります！ (2019年11月17日 16時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - リクエストいいでしょうか？リクエストで、リ・ハオ君でお願いします！ (2019年11月13日 22時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ふうふうさん» リクエストありがとうございます。時間がかかってしまいますが、必ず書きます。 (2019年10月21日 21時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 美紅さん» すみません。諸事情により原作を見返すことができない状況になってしまったので、リク頂いた話は書けそうにないです。申し訳ないです。 (2019年10月21日 15時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーすけ | 作成日時：2019年9月22日 2時
