タイプ＊瞬木隼人 ページ22
「ねえ皆帆、瞬木はロングとショートどっちがタイプなのかな？」
「知らないよ。なんでそんなこと僕に聞くのさ。」
「だって、皆帆しか言う相手がいないんだもん。」
好きな人のタイプには近づきたいじゃん。
そう言ったら、皆帆は困ったように顔をしかめた。
「気になるなら、本人に聞けば良いじゃないか。大して恥ずかしい質問でもないんだし。」
「うーん。それしかないか…。」
そういうわけで、瞬木を探しにギャラクシーノーツ号内を歩き回る。
「あっ、いた！！」
すぐに見つけて、思わず駆け寄る。
って、もっと他愛のない会話の中で、何気ない形で質問しなきゃダメじゃん。
こんな、いかにもこの質問のために来ましたみたいな形じゃあ、不自然すぎる。
そんなことを悶々と考えながらも、最終的にはまあいいやということになった。
「さっきね、皆帆たちとタイプの女の子について話してたんだけど。」
「それが、なに？」
瞬木は怪訝そうに首を傾げた。
「瞬木は、ロングとショート、どっちのヘアスタイルが好き？
あ、別に瞬木だけに聞いてるんじゃなくて、みんなに集計とってるの！」
我ながら、なんて苦しい言い訳。
「集計ねえ…。」と呟きながらも、一応は真剣に考えてくれているようだった。
「俺は、うん。」
「どっちどっち？」
瞬木は私の顔を見て、にやりと笑って言った。
「お前が好き。」
「はっ、えっ！？」
予想外の答えに脳内処理が追いつかない。
「なんてな。」
そして舌を出して悪戯っぽく笑った。
そりゃそうだ。揶揄っただけに決まってる。
「…なーんだ。びっくりするからそんな嘘つかないでよね。」
動揺を隠して必死に笑うと、
「別に、嘘だなんて言ってないけど？」
バッと顔を上げると、こどもみたいなやんちゃな笑みを浮かべていた。
私は振り回されてばかりだ。
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吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - シチュエーションは買い物デートでお願いします！ (2019年11月19日 1時) (
レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 吉良 彩愛(ｱﾔﾒ)さん» 返信が遅れてすみません。リクエストありがとうございます！詳細なシチュエーションなどの指定があれば助かります！ (2019年11月17日 16時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - リクエストいいでしょうか？リクエストで、リ・ハオ君でお願いします！ (2019年11月13日 22時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ふうふうさん» リクエストありがとうございます。時間がかかってしまいますが、必ず書きます。 (2019年10月21日 21時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 美紅さん» すみません。諸事情により原作を見返すことができない状況になってしまったので、リク頂いた話は書けそうにないです。申し訳ないです。 (2019年10月21日 15時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーすけ | 作成日時：2019年9月22日 2時
