不覚＊南雲晴矢 ページ19
朝起きて時計を見た。
いつもの時間より30分も早かった。
二度寝しようにも寝付けなかったから、気分転換も兼ねてヘアアレンジに挑戦。
いつもはただ一つに纏めてるだけだから、こういうのってなんだか新鮮だ。
「できた。」
鏡の前でチェックして、準備完了。
鼻歌を歌いながら、朝ごはんを食べに食堂へ向かう。
「A、おはよう。」
「おはよう玲名。」
「おはようA！」
みんなと挨拶を交わしてから、朝ごはんのトレーを持って自分の席へ着く。
私は孤児だけど、こうやって朝早くからみんなと会えるこのお日さま園が、大好きだったりする。
ご飯を食べていると、隣の席に誰かがトレーを置く音がした。
「ふぁ〜。」
その人は大きく欠伸をしながら椅子を引いた。
「晴矢、おはよう。」
「はよ。」
「今日は遅いじゃん。」
「そうか？お前が早いんじゃねえの？」
他愛のない会話をして、いつもと変わらない朝を過ごす。
晴矢はふと私を見て、首を傾げた。
「お前、今日いつもと髪違う？」
まさか、晴矢のくせに気付くなんて。
そういうの無頓着そうなのに。
「そうなの！ちょっと早く起きたから、やってみた。
どう？似合う？」
なんだか少し嬉しくて、感想を聞いてみた。
そしたら、晴矢は私から顔を背けて言った。
「おー、かわいいから焦った。」
どんな表情をしてるかは見えないけど、ふざけてるんだと思った。
だから私も、冗談で返してみる。
「なにそれ。いつもかわいいでしょ？」
晴矢は私の方をチラッと見て、また視線を逸らした。
そのとき、耳が少し赤くなってることに気付いた。
「…まあ、うん。」
え、なにその顔…。
相手は晴矢なのに、不覚にもどきっとしてしまった自分がいて。
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吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - シチュエーションは買い物デートでお願いします！ (2019年11月19日 1時) (
レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 吉良 彩愛(ｱﾔﾒ)さん» 返信が遅れてすみません。リクエストありがとうございます！詳細なシチュエーションなどの指定があれば助かります！ (2019年11月17日 16時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
吉良 彩愛(ｱﾔﾒ) - リクエストいいでしょうか？リクエストで、リ・ハオ君でお願いします！ (2019年11月13日 22時) (レス) id: 1fa478ff79 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - ふうふうさん» リクエストありがとうございます。時間がかかってしまいますが、必ず書きます。 (2019年10月21日 21時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーすけ(プロフ) - 美紅さん» すみません。諸事情により原作を見返すことができない状況になってしまったので、リク頂いた話は書けそうにないです。申し訳ないです。 (2019年10月21日 15時) (レス) id: d12c541ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴーすけ | 作成日時：2019年9月22日 2時
