【Fischer's】魚達と私の縁と。 (ページ12)

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登校しましょうページ12

朝だ。

いつも通り支度をして家を出る。

ンダホ「おはようございまーす！」

……完全にいつもと違う。

『いやなんでいるんだよ。』

シルク「お前も俺らと登校するんだよ。」

『絶対やだ』

そう言って玄関に戻ろうとしたが疑問が一つ。

『…なんで家知ってんの？』

ぺけたん「集団下校の時見たから」

『割とマジで最近じゃん』

そう言い彼らに向き直し

『登校は絶対無理だから』

と言った。

ザカオ「そっか……。」

マサイ「残念だな。」

ザカオ「うん…。おれがA誘おうって言ったんだけどね。」

モトキ「やっぱりだめかな…？」

ザカオ、マサイ、モトキの３人が甘えて縋るような目で見てくる。

『ゔ……。』

私が後ずさりするとザカオが涙目でチラッと私を見てきた。

『よし行こう。』

結局頭の中で

フィッシャーズと登校＜ザカオかわいい

という式ができてしまった。

マサイ「よっしゃー！」
ぺけたんが「ナイス演技！」と言ってザカオの頭を撫でる。

なに？

シルク「やっぱ３人に任せてよかったわー！」

ダーマ「可愛い、かっこいい、可愛いのコンボにAさん、ギブアップです！！」
左手でエアマイクを持ちながらダーマが言う。

モトキ「一生分のかわいさ使った感じする」

ザカオ「ごめんね…！頼まれたらやるしかなくってさ！」

『じゃあ行かない！！』

ダーマ「おい、男に二言はないだろ！」

『いや女だから！』

シルク「はい、行くよー」

そう言ってシルクに腕を引っ張られた。

『やめろ腕腐るだろ！』

……まんまとハマられてしまった。