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おい待て。なんで私今壁ドンされてんだ。
kn「オイ…聞いとんのけ」
『いや、あの、ちょっと落ち着こうかコネシマ?』
kn「落ち着いとるわヒック」
『落ち着いてる奴は壁ドンなんてしねぇんだよ』
チーノが引き剥がされ安心したのも束の間、背中には冷たい壁が当たり顔の横にはコネシマの腕が。
助けを求めようと鬱島さんとショッピの方を見る……が、おいコラあんたら。携帯を置け。ショッピは笑ってないで助けろ。
kn「…」
『いっだぁ?!おい噛むな駄犬!』
kn「お前が無視するんが悪いやろ」
『だからって噛む事ぁないだろ!』
目が据わってる酔っ払い犬は離す気が無いらしい。
『チーノはかっこいいなとは思うけど、付き合いたいとかそういうのは無い!』
ci「え」
『それに料理作ってあげるって約束しただけだから!』
ut「それマ?良かったやんけチーノ、卵の死 体これ以上増えずに済むやん」
syp「アレももう見納めか…感慨深いな」
ci「おいやめろや」
『脱線するから2人共黙って貰えます?』
ut・syp「すんません」
2人を睨めばシッマは何故かぶすっとした顔をして、そして私の肩に顎を乗せた。
kn「…や」
『おん?』
kn「嫌や。チーノ何かに飯作んなや」
拗ねた子犬が甘えるように頭をぐりぐり押し付けられる。いででで、お前力加減しろや。
『何でさ。そんなに嫌なの?』
kn「嫌や」
『何故に。why?』
徐々に勢いが衰えてきたコネシマの背中をポンポン叩いてやれば、ゆっくり離れたコネシマ。
何故かしょんぼりした顔で、幻覚で垂れ耳と尻尾が見えた。
kn「…Aの飯食うんは俺だけでええ」
『えー…』
kn「チーノなんかに食わせんでや」
ci「なんやtむぐっ」
ショッピ君と鬱島さんが、口を挟もうとしたチーノ君の口を手で塞ぐ。何でだおい、今はこっちを助けてくれ。
『コネシマ、とりあえず離れて。苦しい』
kn「いやや」
『はーなーれーろー!』
kn「いややぁっ」
呂律が回らなくなってきたのを見るにそろそろ寝そうだコイツ。
『コネシマ、いい加減に「Aはおれのやもん」は、』
油断した一瞬、目の前にはコネシマの整った顔があって。
あ、これはまずい_____
kn「…zzz」
『は』
ut「え」
ci・syp「は?」
と思いきや、すんでのところで力尽きたらしいコネシマは私の膝に頭を預け倒れ込んだのだった。
『(キ、キスされるかと思った)』
ut「(あちゃー惜しい)」
ci・syp「(部長何してんだアンタ!!)」
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暁 - ア"ッ...(絶命)好き!!!!!(蘇生) (9月6日 17時) (レス) @page30 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ええっすねぇ…^^これからも頑張ってください!応援してます! (2023年4月17日 21時) (レス) @page27 id: 387a7b214e (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 続きがめっちゃめっちゃ気になる展開ですね...!!楽しみにしてます(*´∇`*) (2023年4月15日 22時) (レス) id: 790884ee82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 匿名様へ。コメントはちゃんと読ませて頂きました、ありがとうございます。 (2023年2月5日 0時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
心葉 - いい展開ですね(๑•ω•๑)/"♡おうえんしてます(*˘︶˘*).。.:*♡ (2023年2月2日 23時) (レス) @page25 id: 57de660b93 (このIDを非表示/違反報告)
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