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13. ページ13

コネシマが休みの日には何度も電話が来て、その度に私が手に取り対処をする。いい加減学習しろよとも思うけど、あくまで私は電話に出てるだけ(・・・・・・・・)なので何も言わい、言えないのだ。

そんなある日の事だ。コネシマから電話がきた。

"「Aすまん、会社来てくれへんか」"
『なんで?』

晩御飯用に仕込んでいた煮物の火を止めて聞けば、何でも件の令嬢が会社に来て「あの女は誰ですか」と半ばヒステリックの状態なんだそうで。

『家政婦なんだよなぁ』
"kn「あの女はンな事知らんやろ。丁度ええし、A確かスーツ持ってきてたよな?」"

それ着て、ついでに机の上に忘れた資料持ってきてくれや、と言って電話を切ったコネシマ。スーツなぁ…もう着ることないと思ってたけど、意外と早かったな。

数ヶ月前まで着慣れていたそれに腕を通し、言われた通り机の上の資料をカバンに入れ家を出た。



「私とあろう者がいるのに酷いです!」
「…貴女とお付き合いして等いないのですが」

ラウンジに待機してくれてた鬱島さんの案内により会議室へと連れてこられる。だけどそこから聞こえてきたのは女性の怒鳴る声と、鬱陶しそうにするコネシマの声で。あぁ、取引先の相手の家族だからいつもの様に出来ないのか。

ut「Aちゃんごめんな?こんな事に呼んでもうて」
『大丈夫ですよ。慣れてますので』
ut「へ?」

前の上司の無茶ぶりや仕事の押しつけには慣れている。つまりはこう言った仕事のトラブルにも慣れてるという事だ。

それに実際私は何度も電話が来る度嫌そうな顔をしてるコネシマを何度も見てきた。そんな顔をさせたあの女を、私は許すつもりはなかった。

『行ってきますね』
ut「お、おん」

困惑する鬱島さんに頭を下げて会議室に入る。

「!」
kn「ん、来たか」

目を見開き私を見る令嬢と、安堵の表情を見せたコネシマ。

『遅くなりすみません、部長』

こちら資料です、と手渡し会釈すれば令嬢は「貴女ね!」と興奮気味に声を荒らげ指を指した。

「貴方ね!私のコネシマさんを誑かした女は!」

すげー昼ドラみたーい

『誑かす?部長からは彼女など居ないと聞いておりますが…』

一応コネシマは幼なじみで、私の雇い主でもある。

嫌な思いさせておいてタダで帰すと思うなよこの野郎。

kn「あーあ、悪い癖出とるわ」
ut「癖?」
kn「アイツ、俺が嫌な思いすると攻撃的になんねん」
ut「はーん成程」

.

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- ア"ッ...(絶命)好き!!!!!(蘇生) (9月6日 17時) (レス) @page30 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ええっすねぇ…^^これからも頑張ってください!応援してます! (2023年4月17日 21時) (レス) @page27 id: 387a7b214e (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 続きがめっちゃめっちゃ気になる展開ですね...!!楽しみにしてます(*´∇`*) (2023年4月15日 22時) (レス) id: 790884ee82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 匿名様へ。コメントはちゃんと読ませて頂きました、ありがとうございます。 (2023年2月5日 0時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
心葉 - いい展開ですね(๑•ω•๑)/"♡おうえんしてます(*˘︶˘*).。.:*♡ (2023年2月2日 23時) (レス) @page25 id: 57de660b93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年11月30日 19時

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