25.おるすばん ページ25
__十二月某日
tn「A、一時間だけこの部屋でええ子でお留守番出来るか？」
『…なぁう』
とんとんのお部屋には、おすまんがくれたくっしょんとぐるっぺんがくれたまふらー、お気に入りのおもちゃとおやつの乗ったおさらがおかれている。
いつもいつでも通れるとびらは荷物をおいてとおれなくするらしい。
なんで？わたし悪いことしちゃったのかな。
『にゃー…』
tn「どうしてもやりたい事があんねん。…お願い、な？」
『…う゛るるぅ』
すねたようにのどを鳴らす。あまやかしてくれるって、いったのに。
そっぽを向いてすねれば、とんとんは少しさみしそうな顔をして「ごめんな」ととびらを閉めた。
『…にゃう』
くっしょんにかおをうめて耳をすませる。
あ、ぞむの笑い声がきこえた。ろぼろのこえも。しっまもいる。
みんな居るのかな。いいな。
…さびしいな。
『…にゃう』
まふらーにかおを埋めれば、少しぬれたかんしょくがした。
※
どれくらいたっただろう。さみしくて、くるしくて、体をまるめて目をつぶっていたときの事だった。
「……あ、おったおった」
『…？』
ガチャリととびらがひらく音がして、かおをあげればぞむがいた。それに、だいせんせーとしゃおろんも。
『…にー』
ut「Aちゃん久しぶりやな。…って、ありゃ、泣いとったな？さては」
とてとてあゆみよれば、だいせんせーはわたしを抱き上げ目もとをなでた。
zm「そりゃ大好きなトントンにこんなとこに閉じ込められりゃ悲しくて泣くわな」
sha「A我慢してたんかぁ、ええ子やなぁ」
しゃおろんがわしゃわしゃと頭をなでてちゅーしてくれる。にゃふ、とお返しにほっぺをぺろりとなめれば「あ〜癒されるんじゃ〜」と、ふにゃりとわらった。
ut「でも許したってな？トンちも意地悪でお留守番させた訳やないんよ」
『？』
zm「とりあえずそろそろ配信も終わるし、挨拶に戻らへん？」
sha「せやな」
しゃおろんにだき上げられたままリビングへと連れてこられる。そこにはみんながいて、おさけとかおにくとかたべてゆっくりしていた。
tn「…はい、じゃあ配信もここらで終わりにしましょかね。お疲れ様っしたー」
「「おつかれー！」」
はいしん？が終わったのか、とんとんがぱそこんを閉じるとわたしを呼んだ。
『…』
tn「ごめんな。コレ、Aに作ってん」
お皿にのっていたのは、ぶかっこうな白いふわふわしたものだった。
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鴉(プロフ) - 完結おめでとうございます。癒しと感動が詰まった素敵な作品に出会えて良かったです。 (2022年10月23日 8時) (
レス) @page28 id: 3595b6bfd1 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民は我々だ！(プロフ) - お”ぉ”ぉ”ぉ”めちゃ感動するやないですかぁぁぁぁ！更新頑張って下さい！ (2022年10月17日 20時) (レス) @page23 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - まさかの、まさかのツイートで癒されまくっていたあの猫ちゃんが小説に、、！？！？いつも素敵な作品ありがとうございます！無理のないよう更新頑張ってください！ (2022年10月2日 0時) (レス) @page4 id: 04c7a7add8 (このIDを非表示/違反報告)
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