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「おはようA!昨日休みだったけど何かあったのか?」
『しじゅうくにち?だって』
「…ソッカァ」

レウ君と緑くんはあからさまに「やってしまった」という顔をしたので2人の手を握って自販機の所へと向かう。

『わたしね、もう大丈夫』
「…ん」
『だからそんな顔しちゃ、いや』

自販機でいちごみるく、コーヒー牛乳、ヨーグ〇ッペを買って差し出せば2人はひとつずつそれを手に取った。

「…ありがとうな」
「ゴメンネ」
『ううん』

笑ってくれた2人に安心しながらストローを刺せば、後ろから紙パックが取り上げられた。

後ろを振り向けばらだお先生ときょーさん先生が居た。

「お前ら〜そろそろHR始まる時間だぞ」
「ラダオ君ダ」
「もうそんな時間か」
「レウお前話する時は飲むのやめろ」
「へーへー」

レウ君もらだお先生には辛辣らしく鬱陶しそうな顔をしながら紙パックのジュースを飲んでた。

『せんせ、あの、ジュース返してください』
「えー?どうしようかなぁ〜」

ぴょんぴょん跳ねて手を伸ばすけど高く掲げたジュースには指先すら掠りもしなくて、それどころか先生は意地悪そうな顔をしていた。

「らっだぁ程々にしたれ」
「えーだって面白いじゃん〜」
『ゔー…』

意地悪、やだなぁと思っていれば緑くんが一口飲んでたジュースを渡してくれた。

「アゲル」
『…ありがと』
「ラダオ君意地悪ダメダヨ」

緑くんが手をきゅっと握りながら先生をジト目で睨む。

「可愛い生徒を可愛がってるんだからいいじゃんか」
「お前なぁ…」

きょーさん先生が呆れた顔をすれば丁度HRを告げる鐘が鳴り、緑くんは手を繋いだまま教室へと歩いて向かった。レウ君もらだお先生も目的地は同じ教室なので同じように歩いて向かい始める。

「ラダオ君ハゲダカラ、許シテアゲテネ」
「おい誰がハゲだ緑色ぉ」
『…先生のハゲ』
「お?」

ボソッと呟けば隣に先生が並んで顔を覗き込んでくる。

『づら』
「ヅラじゃねぇよ」
『むぃ…』

らだお先生に片側のほっぺをむに、と優しく掴まれる。

『ごめんなひゃい…』
「…ん、怒ってる訳じゃないからいいよ」

そう言って手を離し頭を撫でられる。

『?』
「さ、早く行くぞー」

手にしてた飲み物を返してくれて、先生は早く行くぞと急かした。

先生、なんでそんなに嬉しそうなんですか。

※※

久しぶりの懐かしいやり取りに頬が緩む。

記憶ないんだよなぁ…

本当、残念だな。

.

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ネクロ雪だるまを食べる - 一目見た瞬間神作品だと分かりました!!自分もめっちゃ泣いて夢主ちゃんをまもらないという使命が出来ました (2023年4月20日 21時) (レス) @page49 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
Myua(プロフ) - まだ続くんですね!嬉しいです!あとおまけの夢主ちゃんかわいすぎです・・・! (2020年10月28日 9時) (レス) id: 8e2e6d2050 (このIDを非表示/違反報告)
ツチノコ - 涙全て出し切った。更新頑張ってください!(ちなみに自分でもよくわからんところで泣いてましたね) (2020年10月25日 1時) (レス) id: ea99753475 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ワンニャンの人だったのか......待ちます!何年でも待ちます!このお話メッチャ好きなんです!更新頑張ってください! (2020年10月9日 22時) (レス) id: cd58eafa95 (このIDを非表示/違反報告)
おしず(プロフ) - 消えてしまったのですか…!?全然待ちます、いつまでも待つのでゆっくりでいいので……無理なさらずに更新頑張ってください…!!!! (2020年10月9日 21時) (レス) id: f2c187ecfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年9月29日 8時

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