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日が落ちてきた17時頃。今日の晩御飯はなんだろうと思っていた頃に1本の電話が届いた。
《…Aちゃん落ち着いて聞いてね》
『はい』
___お父さんとお母さんがね、事故にあったって。
※※
ママのお友達は何を言ってるんだろう。
ママはいつも「すぐ帰ってAの好きな物作ってあげるからね」ってえがおで言ってくれたんだよ。
パパも帰ってきたらいっしょにおふろ入ろうねって言ってくれたんだよ？
だから、だから、
もう会えないなんてうそだよね？
※※
ママの友達に連れられて病院の、暗い部屋に通される。そこには台が２つあり先生がわたしを持ち上げて"それ"を見せてくれた。
目を閉じてやすらかに眠るお母さんと、お父さんだった。
『…パパとママだ』
ねているママの顔にふれる。
氷のようにつめたい。
『ママおきて。かえって、ごはんたべようよ』
となりで同じように眠るパパにも手をのばす。
『パパおきて。早く帰っておふろはいろ』
ゆすっても2人はいつもの笑顔をうかべてくれない。へんじも、名前もよんでくれない。
何をしても、おきてくれない。
『…おきて。おきてよ、パパ、ママ…』
わたしがなきそうになっても2人はおきなかった。
窓の外ではザアザア雨がすごい音を立てて降っていた。
※※
??? side
黒いスーツを身に纏い砂利道を歩く。
___まさかこんな風に再会することになるとは、な。
昔の恩師の葬式に無言で参列する。
お世話になった2人の夫婦の笑顔の写真が、今は苦しい。
「遅かったやん」
「…オスマン」
胸が苦しくて抑えていればオスマンが声をかけてきた。こいつとは学生時代からの仲でもあり同じマンションに住んでる、いわゆる腐れ縁だ。
理由はそれだけでは無いが、今はそんな事はどうでもいい。
「…まさかこんな事になるなんてな」
「せやな」
いつもより言葉が少ないのを見るにコイツも結構ショックなのだろう。
再び大きな遺影に目をやる。
その下の方で、小さい影がじっと動かず遺影を見上げているのに気がついた。
二人の恩人の子供であり、俺達が探していた人物だ。
「…オスマン。あの子が？」
「あぁ、あの子やで」
「歳は」
「まだ小学生やって」
オスマンの言葉にまた胸がズキリと痛む。
あんなに幼いと言うのに、あの子はまたこの世界に孤独に放り出されたというのか。
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ネクロ雪だるまを食べる - 一目見た瞬間神作品だと分かりました！！自分もめっちゃ泣いて夢主ちゃんをまもらないという使命が出来ました (2023年4月20日 21時) (
レス) @page49 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
Myua(プロフ) - まだ続くんですね!嬉しいです!あとおまけの夢主ちゃんかわいすぎです・・・！ (2020年10月28日 9時) (レス) id: 8e2e6d2050 (このIDを非表示/違反報告)
ツチノコ - 涙全て出し切った。更新頑張ってください！（ちなみに自分でもよくわからんところで泣いてましたね） (2020年10月25日 1時) (レス) id: ea99753475 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - ワンニャンの人だったのか......待ちます！何年でも待ちます！このお話メッチャ好きなんです！更新頑張ってください！ (2020年10月9日 22時) (レス) id: cd58eafa95 (このIDを非表示/違反報告)
おしず(プロフ) - 消えてしまったのですか…！？全然待ちます、いつまでも待つのでゆっくりでいいので……無理なさらずに更新頑張ってください…！！！！ (2020年10月9日 21時) (レス) id: f2c187ecfd (このIDを非表示/違反報告)
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