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ぱぱとおじさんがお話ともし苦しくなった時のお薬をもらい帰った後、晩ごはんの材料を買いに近所の商店街へやって来ました。
「あらグルッペンさん今晩は。今日はカボチャが安いわよ〜」
「グルッペンさんどうも！今日は魚は如何？鯵が安いですぜ！」
「皆さんどうも今晩は」
活気のある商店街では金色のかみのパパは目を引かれるらしく色んな人から声をかけられている。
「おや？その子は？」
「あぁ、この子は養子として引き取った新しい家族です」
パパが後ろにいたわたしの肩にそっと手を置いて「おいで」とおじさんおばさんの前に差し出す。見なれない人ばかりで、こわくて、少しだけしか顔を上げれなかった。
『こ、こんばん、はっ』
「あらあら可愛いわねぇ」
『っ(ふいっ)』
「あら。フラれちゃったわねぇ」
「娘がすみません」
おばさんは「いいのよ〜」とケラケラ笑って真っ赤なりんごをひとつ、わたしの前に差し出した。
「はい！お嬢ちゃんにプレゼント」
『…え、と』
「有難く受け取っておきなさい」
『…うん』
パパに言われ両手で受けてる。
「…あり、がと…」
ぎこちないけど、にこっと笑っておじぎをする。
「んまー可愛いわねぇ！食べちゃいたいくらいだわ」
『た、たべられっ』
「比喩だから安心しろ」
『？？？』
みんなに可愛いねぇと笑われ、はずかしくてわたしは再びパパの後ろに隠れてしがみついた。
「…では今日は折角ですし魚を頂けますか」
「はいよ！毎度あり！」
パパにしがみついたままお買い物を終えて、わたしは手の中のりんごを大事に抱えながら一緒に歩き出した。
※※
夕方になり人が増えたころ、商店街は人混みで溢れていた。
「人混みが凄いな…」
逸れないようにな、とパパが言ってから数分後
「A、ちゃんと着いてきて…
…A？」
『…いたた…ここ、どこ？』
はぐれてしまったわたしは大通りのはずれの道へと流されていた。
『パパ…パパ？』
辺りをキョロキョロ見回してもパパの姿はない。大通りに戻ろうとするも、いっぱい人が居て通るのも一苦労そうだ。
『どうしよ…』
大事に抱えてた為無事だった手の中のりんごを不安できゅっと握った、その時。
「お嬢ちゃん、どうしたの？」
『？』
コートとサングラス、マスクを着けた変なおじさんに声をかけられたのでした。
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ネクロ雪だるまを食べる - 一目見た瞬間神作品だと分かりました！！自分もめっちゃ泣いて夢主ちゃんをまもらないという使命が出来ました (2023年4月20日 21時) (
レス) @page49 id: e0abe8e0bb (このIDを非表示/違反報告)
Myua(プロフ) - まだ続くんですね!嬉しいです!あとおまけの夢主ちゃんかわいすぎです・・・！ (2020年10月28日 9時) (レス) id: 8e2e6d2050 (このIDを非表示/違反報告)
ツチノコ - 涙全て出し切った。更新頑張ってください！（ちなみに自分でもよくわからんところで泣いてましたね） (2020年10月25日 1時) (レス) id: ea99753475 (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - ワンニャンの人だったのか......待ちます！何年でも待ちます！このお話メッチャ好きなんです！更新頑張ってください！ (2020年10月9日 22時) (レス) id: cd58eafa95 (このIDを非表示/違反報告)
おしず(プロフ) - 消えてしまったのですか…！？全然待ちます、いつまでも待つのでゆっくりでいいので……無理なさらずに更新頑張ってください…！！！！ (2020年10月9日 21時) (レス) id: f2c187ecfd (このIDを非表示/違反報告)
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