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ut side
「センセ、またね」
「ん。気ぃつけてな？」
魅惑眼で操った女生徒から軽く食事をさせてもらった後、保健室の外へ見送りを済ませたらAちゃんの後ろ姿を見かけた。
最初の頃からあの子には色々してもうたから一度ちゃんと謝らんとアカンよな。そう思って声をかけようとすれば彼女は別の方面からやってきた男に声をかけられていた。
「(おっとっと)」
あくまで僕らは彼女を妖から守るだけ。やからそれ以外の事に関してあまり関与しないつもりやった。
やから声掛けるのはまた後でにするか、と思ったんやけど…そいつがどうもおかしい。
明らかに人間の見た目と気配。やのに、そいつの目が一瞬僕と同類の瞳を見せたのだ。
「(なんでや。おかしいやろ)」
気配は人間。なのにその目は同族。
そしてその目は彼女に向けられようとしている。
流石にマズいと思い咄嗟に僕は彼女の腕を後ろから引き事前に約束してたかのように振舞った。
『っわ？！』
「おったおった。探したでAちゃん」
男の方を盗みみれば僕を見て桃色の瞳を元の瞳に戻しため息をついた。どうやら狙いは彼女で間違い無かったらしい。後追いかけて正解やったわ。
その後「君も来るん？」と尋ねたが僕が居るからか断り去っていった。
『…ありがとうございます』
「ええって。今までのお詫びみたいなもんやし」
そう笑って頭を撫でれば最初払われるかなと思ったけど、彼女は嬉しそうにはにかんでその手を受け入れてくれた。不覚にも胸がキュンとしたわ…
「え、可愛ええ」
『褒めても何も出ませんよ』
「本気で思ったんやけど？」
『はいはい』
適当にいなされ彼女は昼飯を取る為に屋上へと向かっていった。屋上からチーノの気配するし、あとは任せといて大丈夫やろ。
「…一応グルちゃんにも報告しとくか」
何かあっても遅いしな。
携帯を取り出してメッセージを送れば＜了解＞と短い返事が帰ってきたので既読にして携帯を閉じた。
※※
『…？』
放課後、どこからか視線を送れば辺りを見回す。だけど正体は見当たらなくて再び歩き出す。
怖い。けど、一人でこのまま帰るよりはマシかもしれない。
『…ロボロさん、お願い』
物陰に隠れて念じるとロボロさんが現れ、事情を話すと「わかったわ」と私を突如横抱きにした。
『っ？！』
『飛ぶから捕まっててな』
いきなりの事にビックリしたけど私のことを思っての行動だ。
赤い顔を隠すように彼の胸に押し付け、私は目を閉じて到着を待った。
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まる(プロフ) - 続編あるのちゃんと見てなくて、｢あとがき」で心臓止まるかと思った…その後の安心感ったらありゃしない…ww 続編見てきます！ (2023年4月11日 2時) (
レス) @page50 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
お月様 - うわ〜〜！推しが守ってくれるってヤバイよ！次の章も楽しみにしてます！ (2021年3月12日 17時) (レス) id: b347abc4d4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ@絶望少女です。(プロフ) - ねぇ…推しが尊いんですが！？どうしたらいいんだよｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫオ！！・゜・(つД｀)・゜・ (2021年3月6日 17時) (レス) id: a5be711894 (このIDを非表示/違反報告)
海猫0126 - こんばんは！小説面白かったです^^これからも投稿がんばって下さい！ (2021年3月5日 20時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - ちなみに初見です。好きです。() (2021年2月28日 0時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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