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本当に申し訳ない、と頭を下げるグルッペンさんに直ってもらうようお願いをする。元はと言えば私が蒔いた種だ、グルッペンさんが謝るようなことではない。
『私は大丈夫ですから頭を上げてください』
「…だが君の守り人はまだそこに居るぞ？」
『えっ』
グルッペンさんの声に振り向けばそこにはまだロボロさんがいて。刀を構えたまま動かずこちらを見ていた。
『…ロボロさんありがとう。でももう大丈夫だかr「…俺達には構うなや」え…』
グルッペンさん達に向けられた明らかな敵意。それに思わず固まっていると桜の花びらを巻き込んだ風が私を包み、そしていつの間にかロボロさんが目の前にいた。
『ロボロさ____』
「…俺の側に居って」
伸ばされた手が頬に触れ、そしてゆっくり抱き寄せられる。
心音はしない。だけど不思議と温かい彼に包まれ、ロボロさんは確かにここに居るのだと感じられた。
「お願いやから…一人にしないでや…」
『…ロボロさん、大丈夫ですよ。ずっとそばに居ますから』
腕に手を添えそう微笑む。そうすればロボロさんは満足したのか風と共に姿を消し、開放された私は足から力が抜けて崩れ落ちた。
「A！」
「大丈夫か？」
『なんとか…』
気が抜けちゃったかな、なんて苦笑しながら手を借り立ち上がればグルッペンさんはトントンさんに家まで送るよう指示を出した。流石にそこまでしてもらう訳には…と断りをしたのだが「これも約束のひとつだ」と言われ結局甘える事に。
「明日からまたチーノを頼む」
「学校は俺が守るから安心してな！」
『うん。またね』
二人に別れを告げて隣を歩いてくれるトントンさんさんの後を着いていく。足が長いから歩幅も大きく、ついて行くので精一杯だ。
「…ん、すまん気付いてへんかったわ」
『大丈夫ですよ』
「…」
『…』
そこで会話が止まってしまい気まずい雰囲気になってしまう。なにか話題ないかな。話題…
「…チーノは」
『はいっ？！』
「…あいつは調子乗りやすいから気ぃつけたってな」
君も何かあったらアイツ使ってやってな、なんて笑うトントンさんに優しい人ですねと言いかけて言葉を飲み込んだ。言ったら怒られるんだろうな、と予想出来たからだ。
『はい。トントンさんも何かあったら遠慮なく言ってくださいね』
「俺はチーノと違ってヘマなんてせんわ」
『血とかですよ』
「…き、機会が無いのを祈るわ」
チーノ君、貴方は少しトントンさんを見習った方が良いと思う。
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まる(プロフ) - 続編あるのちゃんと見てなくて、｢あとがき」で心臓止まるかと思った…その後の安心感ったらありゃしない…ww 続編見てきます！ (2023年4月11日 2時) (
レス) @page50 id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
お月様 - うわ〜〜！推しが守ってくれるってヤバイよ！次の章も楽しみにしてます！ (2021年3月12日 17時) (レス) id: b347abc4d4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ@絶望少女です。(プロフ) - ねぇ…推しが尊いんですが！？どうしたらいいんだよｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫオ！！・゜・(つД｀)・゜・ (2021年3月6日 17時) (レス) id: a5be711894 (このIDを非表示/違反報告)
海猫0126 - こんばんは！小説面白かったです^^これからも投稿がんばって下さい！ (2021年3月5日 20時) (レス) id: ecd79149f7 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - ちなみに初見です。好きです。() (2021年2月28日 0時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
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