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『えと、こう…?』
「Aかなりセーブ出来るようになったやん」
『んふふ』
「大分頑張ったもんなぁ?」
『やんなぁー』
ボールを割らなくなったわたしにきょーさんが笑いかけてくれた。
あれから6日目。ジェ〇ガはらだおに勝てるようになって、ボールをぎゅっとしても割れなくなりました。
『ぞむーっ!』
「お、Aどしたん?」
『あのね、あのねっ』
それをぞむに報告しにいけば自分のことのようにうれしがってくた。
「さすがやな!Aはホンマお利口さんやわ」
『むぎゅぅ』
ぎゅーってされて苦しかったけど、でもすごいうれしかった。
ぞむもみんなも褒めてくれる。うれしいな。
「よし、じゃあ今日はお祝いも兼ねて皆で外に食べに行こうか」
『…いいの?』
「勿論。俺らは運営国の偉い人間だけど選ぶるのは嫌いなんだよ。だから家は城じゃないし使用人もいないだろ?」
れうさんはそう言って家をゆびさす。それに、たしかにコンちゃんがらだおは運営国の王さまだよって言ってたけど、えらぶったりしてるのを見た事ない。
「まぁ、それより飯に行こうぜー」
「早ク行コ」
『うん』
きょーさんとみどりくんに急かされてわたしたちはお店へむかう準備をするため自室へともどった。
※※
ワンピースから着替えてオーバーオールに着替える。こっちの方がうごきやすいよ、とコンちゃんがプレゼントしてくれたものだ。
それに着替えてさぁ行こう、と思ったとき。
不意にまどのそとからしせんを感じた。
『…?だれ?』
わたしの部屋は1階のおくのへや。
そこのお庭のところにしせんをやれば、ひさしぶりにみた顔がそこにいた。
「…こんばんは、Aちゃん」
いつもの、笑顔を貼り付けた____だいせんせい
『…』
「こんな所で偶然やね。ちょっとだけお話したいんやけど…駄目?」
いざと言う時にって持たせてくれたブザーを握りしめゆっくりだいせんせいの方にむく。
『…だいせんせいはわるい人?』
その問いにせんせいは首を横に振る
「僕はAちゃんに危害を加えたりせぇへんよ。ただ…守りたい、それだけなんや」
『…』
じっとせんせいの目をみつめる。
…うそは、ついてない目をしていた。
『なら、おしえて?』
「何を?」
『せんせいは、ほんとはだれ?』
「…名前なんて無いで?」
そう、悲しそうに笑ったせんせい。
『なら、ねむってよぶね』
ネームレス(名無し)のネム。
「…うん」
そう言えば、何故かネムは嬉しそうに笑った。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの?ぬいぐるみの豚にその名前つけたの?銀の匙かな? 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね!完結は次章予定です!続編はその後に執筆します! (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます!続編も、黒瀬さんのこと応援します! (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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