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「これ、良かったら読んでください」
えーみーるは本の差し入れをしてくれて
「一気に食べたらあかんよ？」
とんちゃんはクッキーをくれて
「少しだけ匿ってくれ！」
ぐるちゃんは貰ったくっきーを一緒に食べながら色んなお話をしてくれた。あ、でもすぐとんちゃんに見つかって連れていかれてた。
『…むぅ』
再び静かになった部屋を見渡す。
熱の無い部屋は酷く寂しくて、トコトコと扉の前へ移動する。
『…あいてる』
ドアノブを回せば扉は容易に開く。
このまま簡単に部屋から出ることは可能だろう。
だけど
「…」
出たい気持ちを押し殺してベッドに横になる。
ダメ。だってぐるちゃんが言ってたから。
守らなきゃ怒られちゃうかも。
もしかしたら叩かれちゃうかもしれない。
『…ぅ゛ー…っ』
寂しい
「…あ、おった」
『…？』
声が天井からして顔を上げる。そこには…
※※
ゾムが連れてきたあの女の子。今日は部屋での待機を言い渡されて膨れとったなぁ。
監視カメラを管理する部屋であの子を監視しながらぼんやりそう思いながら見守る。本を読んだりクッキー食うたりグルッペンと話したり…グルッペンに関してはまた仕事から抜け出したな？トントンに伝えとこう。
「それにしてもここまでする必要あるんですかねぇ…」
椅子の背もたれにもたれ掛かりながらそう呟く。自分より小さい背丈のふわふわした雰囲気の女の子。武器になりそうなものも毒も持ってない、ゾムが大のお気に入りってだけの子。やのになんでここまで警戒しとるんやろうか？
「グルッペンもマンちゃんも教えてくれへんからなぁ…気になるわ…」
はぁ、とため息をついた所で逸らしてした目を再びあの子の部屋のカメラの画面へと向ける。
やけどそこで起きてた異常にすぐ気付き、俺は椅子から立ち上がった。
あの子がダクトを見上げている
まさか、刺客か？
「殺しに来たんか…？！」
慌てて近くで待機してるはずのトントンに連絡しようとして、それはすぐ杞憂に終わった。
ダクトからゾムが降ってきたのだ。
「…っはぁ〜〜〜」
思わずクソデカため息をついて椅子に乱暴に座る。なんやねん敵かと思ったやんけ！巫山戯んな！
なんて安堵のため息をついてつかの間。
あれ？何でゾムがここにおんのや？
そう、気付いた時には遅かった。
「…っあーーーーーー！！！？」
画面に視線を戻せば、そこにゾムとあの子の姿は無かったのだった。
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くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - おもろいです！夢主ちゃんが可愛すぎますっ！見た目年上でも中身絶対年下じゃん…(12歳) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だ！より、とりあえず、夢主ちゃんが、可愛い(°∀°) (2020年9月24日 5時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
闇(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛っかったです。(作文風)せーの、「はげー」すいませんした (2020年7月29日 5時) (レス) id: c58c36be65 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - 夢主ちゃんかわぁぁぁぁ！！悪戯好きなのかわいっ！みんなも夢主ちゃんと言おう！せーの、「はげー」(((ごめんなさい (2020年7月28日 23時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - まって？この子好きなんですけど。可愛い顔して怖いこと言うさ？毒舌の子？が好きなんよー！！！ごめん独り言です。 (2020年7月26日 17時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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