夕空36 ページ6
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蕾「……」
なんか目の前に倒れてる人がいるんだけど！！？
町を散策していたら目の前に倒れてる人を発見した。
慌てて近付けば
蕾「しょ、正一くん！！？」
入江正一くんだった。
っておいおい、正一くん白目向いちゃってる！！
私は正一くんをおぶってその場を去る。
そして公園に入ってベンチに寝かせた。
ちょうど持っていたハンカチを水飲み場で濡らして絞り正一くんの目の上に乗せる。
私は彼が目覚めるまで隣に座り空を見上げた。
・・・
入「う、うぅ〜〜ん…っは！！」
ガバッと体を起こす彼は辺りを見回す。
私は落ちた地面にハンカチを手に取り「目 覚めた？」と訪ねた。
正一くんは私を見るや大きく目を見開く。
入「あ、あなたは？」
蕾「蕾だよ。君が倒れてるところを見つけてね…
それより平気？」
入「だ、大丈夫です。心配して下さりありがとうございます」
ぺこっと頭を下げる彼に私は苦笑う。
蕾「そんなかしこまらなくていいよ。ただの人助けでやったから……じゃあ君が起きた事だし私、行くね。
一人で帰れる？」
入「へ？！あ、だ、大丈夫、です！！」
そう、ならよかった。
蕾「じゃあね、
私はそれだけ言うと返事も聞かずに歩き出した。
∽∽
おまけ
入(あ、あれ？僕名乗ったっけな……？)
蕾(まさか正一くんと会うとはなぁ…)
入(確か蕾さんって言ってたよな…不思議な人)
蕾(久しぶりに昔の正一くんをみた気がする)
入(って僕、蕾さんにお礼してない！！)
蕾(あ、つい彼の名前を呼んじゃったけど…不審に思ってないよね…)
入(こ、今度会った時はお礼しなくちゃ！！)
蕾(んー…まあ、いっか！)
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輪廻からホルンです。 - 輪廻からホルンに替えました。続き楽しみに待ってます。 (2017年4月29日 0時) (携帯から) (
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