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ストーリー 9 ○ ページ10

月子side





一樹「さてと、さっそくお前達に与える役目について説明するぞ。
青空颯斗、お前は副会長。
夜久月子は俺の目となり耳となる書記だ。



他には会計が必要なんだが、
まだその任を任せられる奴が見つかっていない。
俺が見込んだ奴しかメンバーに加える気はないから、
気長に探すつもりだ。



あとは、生徒会ではお互いを名前で呼び合うのが決まりだ。
名字じゃなくて、名前だ。分かったか?」



月子「どうしてですか?」



一樹「名前は一番大事なものだ。
だから、ないがしろにしちゃいけない。
それをないがしろにしないで尊重することは
その人を大切にするということだ。



これから活動していくうえで大切なのは信頼関係だ。
名前を呼び合うことでお互いの存在をしっかり認識し、
お互いを信じ合うことが何より重要なんだ。
分かるか?」



月子「……はい。なんとなくですけど」



颯斗「分かりました。
会長命令とあれば僕はそれに従うのみです」



一樹「そうかたっ苦しいことを言うなよ。
これから長い時間を共有するんだ、
楽しくやっていこうぜ」




豪快に笑うと、
一樹会長は私と颯斗君の肩に両腕を回す。




一樹「期待してるぞ、2人とも!
力を合わせて、楽しい学園にしていこう」




これから先、一体どうなるんだろう……?



不安はあるけど、
それ以上に、わくわくしていた。

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作者名:ちゃむPOP | 作成日時:2016年7月1日 17時

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