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ストーリー 13 ○&☆ ページ14

月子side






颯斗「あれだけ釘を刺したのに。全く」



月子「会長らしいっていえば、会長らしいけど……。
これじゃ、新入生の子達怯えちゃうかもしれませんね」



あ「はぁー……言葉が見つからないわ」




私達の気も知らずに、
一樹会長は得意げに壇上から
引き上げようとして__




一樹「おっと、忘れるところだったぜ。
宇宙科1年、天羽翼はいるかー?」




突然名前を呼ばれて、
ポカンと顔をあげる男の子がいた。




??「……俺?」



一樹「そう、お前だ、天羽翼。
お前は今日から生徒会メンバーだ。
放課後生徒会室に来い。
以上!俺の有り難い話は終わりだ!」



??「……生徒会メンバー?」




わけが分からず首を傾げる新入生の男の子。
去年の私を見ているような気分だった。





_____________

主人公side





入学式が終わり一旦解散した私達は、
放課後になってから生徒会室へ集まった。
すると、すぐさま颯斗のお説教が始まった。




颯斗「会長、説明していただけますか?」




相当怒ってるみたいだけど、
笑顔を絶やさない颯斗。
笑顔の圧力に、
さすがの不知火もたじたじのようだ。




一樹「お、おいっ!笑顔が怖いぞ、颯斗。
いや、つい勢いでっていうか……
あの……その……あれだ、あれ!」



颯斗「あれ、とは?」



月子「まあまあ……颯斗君」



あ「月子ちゃんは優し過ぎるよ」



月子「そ、そうですか?
それより問題は新入生のあの子じゃないかと思うんです……」



あ「あー……そうだね。
かわいそうに不知火に名指しされて、
困ったような顔してた」



颯斗「それはそうでしょう。
僕も去年は唖然としましたから。
そもそもどうして彼を選んだのですか?」



一樹「理由は……ない。
だけど、俺の目に狂いはない。
会計はあいつしかいないんだ。」




不知火の瞳の奥が一瞬揺れた気がした。
もしかして、私達には言えない理由があるのか?



だとしたら、
この子達が選ばれたのにも理由があるのかも。
でも、それを聞いたところで不知火は
答えてくれないだろう。

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作者名:ちゃむPOP | 作成日時:2016年7月1日 17時

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