桃色が34ｇ ページ35
rb「俺んち泊まってかん？」
『え？』
ロボロの？家に？俺が？お泊まり？？
昔からよく行ってたけど、今だけは絶対にダメだ。
ゾムが追いかけてくるかもしれない。
『あっごめん今日友達と通話するんよ』
適当な嘘でロボロの事は乗り切った。
が、
『(なんで着いてくるんだよ！)』
茂みの中にいたゾムがさっきからずっと後ろをつけてきている。
『(ゾムは俺の家知ってるし、何か用事でもあるのかな。)』
そう思い、くるっと振り返った。
『……あれ…？』
俺は困惑した。
ゾムの気配が一瞬にして消えたのだ。
『…気のせいかな』
俺は前を向く。
すると、ゾムの気配がじわじわと近づいてきた。
『……ゾム？』
曲がり角を曲がった瞬間に俺は、振り返らずに名前を呼んでみた。
だが反応は無く、気配だけが残っている。
『え、死後硬直？』
だんだん不安になってきた俺は、曲がり角からひょこっと顔を出した。
すると目の前にゾムの顔が至近距離で見えた。
zm「……あ」
『あじゃねーよ何してんの？』
zm「いや、朝さ、友達と友達の友達と出かけてたんだけど」
『うん、どこ行ったの？』
zm「ショッピングモール。なんかちゃうなって思って爆速で分かれて帰ろうとしたらA見つけて」
『……え、あ、うん。話しかけてくれればよかったのに』
zm「でもロボロおったし、話しかけれんくって」
……お前…
『陰キャかよ』
zm「くっw、くははははwwwwwwwww」
『え、じゃあゾムはずっと俺らの近くにいたってこと？』
zm「そうやね」
『あ"はははははwwwwwwなんやそれwww』
夜、男2人で、道路の端っこでひとしきり笑った後、ゾムは「じゃあ帰るわ」と言って去って行った
『なんだったんだよアイツ…www』
――――――――――
rb side
rb「…もうちょいやったな」
すっかり暗くなった公園で、砂場で絵を描きながらボソッと呟く。
rb「あいつ、何のつもりなんやろか」
茂みに隠れていたゾムの気配を思い出し、砂場をぐちゃぐちゃにする。
胸糞が悪い。ショッピングモールでずっと後をつけてきて、Aとのお出かけに集中出来んかった。
rb「……Aのことを1番分かってるのは、俺やからな」
彼が朝しゃがんでいた砂場にそう言い残し、俺は家に帰った。
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麦芽糖(プロフ) - さぬきさん» 本名は固定です！本名まで夢主の名前と一緒にしてしまうと、身バレ対策どうしてんねんって話になってしまうんで…！すいません…！！ (2022年8月12日 7時) (
レス) id: b7da8a1fd2 (このIDを非表示/違反報告)
さぬき - 本名（名前）は固定ですか？ (2022年8月11日 19時) (レス) id: 0592b13755 (このIDを非表示/違反報告)
麦芽糖(プロフ) - 明らかな違和感さん» わ"ーーｯｯｯ！？！！？！？；；ありがとうございます；；；；ありがとうございますめっちゃ嬉しいぃ……；；；；；； (2021年10月4日 6時) (レス) id: b7da8a1fd2 (このIDを非表示/違反報告)
明らかな違和感(プロフ) - 設定とか本当に好みです!控えめに言って神すぎる、、至る所にちょっと闇あるの好きすぎる、、、 (2021年10月3日 23時) (レス) @page45 id: 0712a95b78 (このIDを非表示/違反報告)
麦芽糖(プロフ) - 連さん» あ"ーーっ！！ありがとうございます；；；；；；頑張ります；；；； (2021年9月17日 22時) (レス) id: b7da8a1fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦芽糖 | 作成日時：2021年9月1日 19時
