【浦島坂田船】ある船の専属絵師さんは腐女子だったようで…！？ 2

「…俺の扱いひどい…、誰か…慰めて(」「センラくん…その言葉は可愛いまふまふしか使えないよ？」「ｸﾞﾌｯ」『▼センラに1000000のダメージ！』 ページ13

『買えた…、よし！お気に入りのカフェがあるんだけど…そこ行かない？府陰気とかすごく可愛くて…』

「いいですね、！」

歩いて数分。
見落としそうな隅っこにそのカフェはある。
内装がとてもお洒落で、けれど…みんなとワイワイ(限度はある)おしゃべりしながらゆっくりとコーヒーを楽しめる。
そんなところ。

「はい、何名様でしょう？」

『二名です。』

「ご案内いたします、」

ここのカフェは制服も可愛い。
女の人はメイド服…とまでは行かないが黒いワンピースに白い前かけ。
メイド服のフリフリがないver.みたいな…。
男の人はバーテンダーのような格好。

私が普通にバイトするとしたら、ここがいいなぁ、なんて思っている。
まぁ…今のとこありがたいことにバイトするほど困っていないんだけれど。

「何にします、？」

『私はいつものカフェラテと、パンケーキ。ここのパンケーキ美味しいよ…！あとね、パフェもおすすめ、パフェにはこの甘さ控えめの…』

まふまふさんがポカン、としてこちらを見つめている。
あ、…熱心に語りすぎたかな…？

『…あ、えと…』

「ふふっ、…志麻くんとそっくりですね、志麻くんも遊ぶときいつもそうやってスイーツおすすめしてくれるんです、」

『…え、』

そうだ、志麻くんは甘いものも好きだったな…。
帰りに、お土産でも買って帰ろう。
まふまふさんに感謝しないと。

「…じゃ、僕はおすすめのパフェにしますね、」

さらっと、こういうことを言えるのはまふまふさん…いや、そらまふの二人くらいだろう。
まふまふさんもそらるさんの前では、可愛いのに、それ以外だとカッコいいところが多い。

『…お互い似てるね、』

「…え？」


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