十一話。 ページ13
「…Aちゃん、…どういうこと？」
そらるさんの冷たい声が私の鼓膜を抉る。
喉はカラカラで、浅い呼吸を繰り返すばかりで声が出ない。
違う、やってない。
そう言いたい。
勝たなきゃ。だって…私はやってないんだから。
「…や…ってない、…！本当に…！…これは偽装だよ…！！私は確かに部屋に行ったけど…！！」
掠れた小さな声だった。
みんなが私をもう、信用してないのがわかる。
重たい沈黙が私が悪い、と言うことを指しているようだった。
「ごめ、Aちゃん。俺は信用できない。…ここまでの証拠があるのに。音声だけじゃ…ちょっと無理かな、」
正論だ。
そらるさんの発言に続くように、一人、また一人とそらるさんの元へよっていく。
居場所、なくなっちゃうのかな。
せっかく…みんなで仲良く楽しく過ごしてたのに。
歌い手も…やめないといけないのだろうか。
「そ、そらるさん…ぼ、僕は例えあなたがそっちについても…僕はAちゃんを信じます。…だって、僕をいつも助けてくれたから。今度はっ…！！」
必死に、怖いのはずなのに…私の前に立ちはだかりそらるさんへと抗議するまふくん。
私を庇う手はすごく震えていた。
「…まふまふ、…わかった。お互いの正しいと思う人を守ればいい。…ただ、思いすぎるあまり相手を傷つけちゃいけないよ、」
その言葉はまたもや、みんなの胸に刺さった。
そうだろう、定番で言うならここらでいじめなどが入ってくるのだから。
「…例え、どんな理由があろうと人を傷つけてしまえばそれこそ、一番悪くなるからね。…みんなも、それだけ忘れないで。確かに俺は花さんを信じる。けれどそれをAちゃんを傷つけていい理由にはならないから。」
そらるさんの言葉はずっしりとその場に響いていた。
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桜餅@そらなー - 熊ねぇ→RONONさん» か、神…、！？いやいや、ないです！w ただの駄作者です、(真顔)コメントありがとうございます！ (2020年1月11日 18時) (
レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
熊ねぇ→RONON(プロフ) - えっと…控えめに言って神かな??? (2020年1月7日 11時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 凛さん» ありがとうございます！！！ (2019年9月28日 20時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 受験頑張ってください。遅くても全然いいです。このさき楽しみに待っています (2019年9月28日 16時) (レス) id: 5b04c87de6 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 凛さん» ありがとうございます…！受験生なのと、今、中間が被ってるのでめちゃくちゃ遅いですけど頑張って更新します…！！ (2019年9月28日 13時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜餅＠そらなー | 作成日時：2019年5月10日 19時
