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危機 ページ12






今日はAの仕事も休みらしく、昨日出掛けた事もあり、今日一日は家の中でのんびり過ごすことになった。




『んー、何見ようかな〜』

「なあなあ!動物の可愛い瞬間ってある!!!」




暇も暇なので動画配信サービスを見ていた。
とは言っても、何を見るかは決めてなかったから

おすすめ動画の中で動物の可愛い瞬間っていうタイトルの動画を見つけた圭介くん。
特に見たいものはないので、癒やしの為にそれを流す事にした。




「かわいーな!」

『日々のストレスがなくなっていく感じがする…』



お金の為なら働いている私だけど、日々のストレスは溜まるばかり。
いつもは寝てストレスを少なくしてるだけだったけど、可愛い動物の動画を見るのもいいな。





ピンポーン…





「…配達か?」

『うーん、届くようなもの頼んだ覚えがないんだけどな。』




圭介君に動画をそのまま見てもいいよ、とひと声掛けて玄関に向かった。

いつもならモニター、最悪ドアスコープを見て誰か来たのか確認するのに今日は確認を怠り、ドアを開けた。




『はーい、どちらさ……ッ』

「やっと、ミツケタ。」

『…ッ高崎くん……ッなんで、此処に…ッ』





現れたのは元カレの高崎。
付き合っていた頃に暮らしていた家は付き纏われるのを考慮して此処に越してきた。

それなのに、此処までを突き止めるくらいの執念が凄まじい。





「お前を少しずつ尾行してたのさ、そのおかげか時間くっちまったよ。」

『私、言ったよね。…復縁はしないって、高崎くんの欲望が丸見えだって…。』

「欲…?そんなんないって、本当は君の事を愛してるんだ。」

『そんな顔しても騙されない。良いから帰って、さもないと警察呼ぶ。』










そう言い終わり、扉を閉める。
しかし、高崎くんの足によって閉めるのが遮られた。









『本当に帰ってよ…ッ!!!』

「A、どうした?……アンタ、」

「この前のガキ…、何故俺じゃなくてソイツと暮らしてる!!?」






争っている声に気づいたのか圭介くんが玄関にやってきて、Aと争っている相手を見て顔を顰めた。

まだ未成年だとしても、異性と暮らしている事に不満を持ったのか私に声を荒げた高崎。




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鈴桜(元シオン)(プロフ) - 場地さん、格好いい!!続き待ってます! (6月16日 20時) (レス) @page15 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 更新待ってます!!!!✨ (2023年2月23日 16時) (レス) @page5 id: 47467afbf3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:liquor | 作成日時:2022年10月30日 22時

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